人は、なぜ働くのか?
転職活動していたときに、ふと思った。
「人は、なぜ働くのか?」
改めて考えるきっかけになった。
その考えをまとめてみようと思う。
なぜ働くのか?
パッと思いついたのは家族を養うためだった。
だが、すぐに違和感があると思った。
「え? 家族を養うために俺は働いてるんだっけ?」
それだと、働く理由は金になってしまう。
単純に働く時間を金に変換していることになる。
こんな理由で働きたいのではない。
ちょっと想像してみよう。
もし一生困らない大金が手に入ったとしたら働きたいか?
もしAIが発展してベーシックインカムが導入されて、みんな働かなくてもいい時代がきても働きたいか?
それでも、僕は働きたいと思った。
なぜか。
生きがいが欲しいからだ。
「しかし、生きがいってなんだろう?」
と次に考えた。
なんのために生きているのか?
みんな自分の意思と関係なく生まれる。
そのため、目的を持って生まれてきているのではない。
だが、人は生物なので、繁栄していくのが最終的な目的だと思う。
しかし、「自分は人類繁栄のために生きているんだ」という考えている人は少ないだろう。
おそらく、せっかく生まれたのだから、「人生幸せに生きたい!」って思っている人がほとんどだと思う。
明確な生きる目的がなくても、楽しく幸せに生きたいはずだ。
では、どうやったら人生を幸せに生きられるのか?
その手段のひとつとして、「働く」がある。
幸せに働くためには?
働くとは欲求を満たすものだと思う。
どのようにしたら欲求が満たされるのか?
それは、自己表現ができている状態で他者を幸せにしていることだ。
マズローの欲求説でいうと、5, 6段階目の高次の欲求ということになる。
他者の幸せのために行動できている状態。
自己超越欲求とか言われている。
自己表現を無人島でやっても幸せは感じられない。
お金や権力があったとしても、自分がやりたいことをできていなければ幸せは感じられない。
人は人を幸せにすることで、幸せを感じる生き物だ。
さらにその幸せの性質は、距離(関係)、総量(人数)、深さ(質)、長さ(時間)によって変化すると思っている。
家族や恋人など身近な人を幸せにすると、自分の幸せへとダイレクトに返ってくる。
逆に、インターネット越しで会ったこともないけど、たくさんの人を幸せにしたら、自分の幸せにもなる。
つまり、人は働くことで、どれだけの人をどのように幸せにできるかどうかによって、自分に幸せにも変化してくる。
仕事は自分を幸せにするためのツールだったのだ。
そのために自分は働くんだ。
§
人生は強制参加させられるゲームみたいなものだ。
どうせ抜け出せないゲームなら、思いっきり楽しもうと思う。
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