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【Jリーグ】第10節終了時点の数字で見るJ1.J2のセットプレー

一般的にセットプレーからのゴールは2-3割と言われていますが、今シーズンのJリーグ(J1,J2)第10節終了時点ではどのような結果となったのかを見ていきたいと思います。

まずは、セットプレー(FK)からの直接ゴール数です。J1では合計5本、J2では3本という結果でした。ちなみに、上記の図はどこのエリアからの直接FKが決まったのかを数値化しています。

J1ではB1,B2からのFKが多く決まり、それ以外の場所からは得点が生まれませんでしたが、J2では可能性として低そうなエリアからのゴールが生まれる結果となりました。

J1の第10節までの総ゴール数は、245ゴール。内24ゴールがPKでした。そこに直接FKの5ゴールでPKと合わせて、29ゴールが直接決まった数となります。ここでの割合を出すと、約11%です。つまり、1割がPKもしくは直接FKからのゴールだったという結果です。

J2の場合は、総ゴール数が246ゴールで、PKが17ゴールなので246ゴール中20ゴールが直接ゴールに決まった数です。割合では、約8%となります。J1よりも低い数字となりました。

続いては、セットプレーから生まれたゴール数を出しました。図はCKからの数とそれ以外のエリアからの数をJ1,J2と比較して出しています。J1,J2どちらもCKからのゴールが最多という結果。興味深いのは、センターレーンと重なるB1,C1からはFKからのアシストが生まれなかったということです。角度があるFKの方が得点になりやすいということです。

CK,FKからアシストとなった数は、J1が15本でJ2が20本です。つまり、上記で出した数と合わせて計算するとこのような結果となりました。


J1 総ゴール数:245ゴール
セットプレーからのゴール数:44ゴール
約18%がセットプレーからのゴール

J2総ゴール数:246ゴール
セットプレーからのゴール数:40ゴール
約16%がセットプレーからのゴール


結果

J1が18%,J2が16%で2割に至らない結果でした。キッカーの質の問題なのか、デザインされたプレーの数が少ないのか、分析に伴う守備時の対応が万全なのか、2-3割に至らなかった原因を明確にすることはできませんが、10節終了時点ではこのような結果となったという事実のみ今回は記載いたします。あくまでも全体数で見た数字なので、チーム別で追った場合に異なる可能性は大いにあるでしょう。

引き続き、Jリーグ終了時まで追っていこうと思います。


次回は、Jリーグ第10節終了時点での1位チームのゴール&アシストを見ていきたいと思います。


最後まで、お読みいただきありがとうございます。


#8 【Jリーグ】第10節終了時点の数字で見るJ1.J2のセットプレー

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