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挫折するDTMerとその解決策(初歩編)

Kyosukeです

世界初のバーチャルポストハードコアバンド、Calling From The Reach(コーリングフロムザリーチ)でギター、打ち込み、作曲を担当しています。

他にも歌い手さんやVtuberさん、アイドルさんへの楽曲提供やバックバンドの演奏者として活動させて頂いております。

Calling From The Reach
一番左の青いオオカミ少年がワタシです。


以前の記事
「作曲に才能は必要か」にありがたい事に想像を超える多くの反響を頂きまして、より具体的な記事を書いていきたいなと思い
今回は「DTMのハードルの高さと、挫折の理由について」少し語っていきたいと思います。

↓「作曲に才能は必要か」本記事はこちら

この記事を読んでいる方は恐らく

  1. DTMを既にやっている

  2. DTMをやってみたい

  3. DTMで何をしているのか興味がある

の3パターンかと思われますので、ある程度の前提知識の説明は省きます。

DTMって何?

DTMとは
Desk Top Musicの頭文字を取ったものですね。意外とこの言葉、言わなくて忘れます。笑
何も考えずにディーティーエムと呼びがち。

DTM=宅録ととらえてまず間違いないでしょう。

DAW(Digital Audio Workstation)、通称ダウと呼ばれる作曲、録音ソフトを使ってPCもしくはMacで音楽をやる行為です。

楽曲のコピー
ボカロをはじめとした作曲
で使用する方もいれば

所謂「演奏してみた動画」の録音
をするソフトとして使用する方も多いです。

そして最近は配信者の方も
声のエフェクト調整やマルチトラック出力
に使ったりする方がいらっしゃるようです。

ワタシはDTMのことを
「仮想空間上に自分だけのスタジオを作れる感覚」と喩える事が多いです。

さて、本題です。
なぜDTMは挫折しやすいと言われるのでしょうか。

DTMくん。難しくないすか?

まずDTMを始めようと思った時、どんな状況でしょうか?

神曲を聴いてインスピレーションを受けた?
演奏してみたをアップロードしてみたい?
好きなバンドをコピー?

つまるところすべて
「自分もやってみたい!」って気持ち
に他ならないとワタシは考えます。

好奇心と行動力。
世界でいちばん純粋な感情だとワタシは思います。

なのにその純粋な想いに対してDTMくん!!!あなたとっつきづらすぎるのよ!!!

見づれぇ

これは本当にずっと変わらないですね。
そもそもUI(ユーザーインタフェース)
つまり見た目がもうごちゃごちゃしている。

うわってなりますよね。
ボタンと説明だらけ。
機能を考えると仕方ないんですけど、とっつきづらさは半端じゃないと思います。
見ただけで頭痛くなりません?

分かりづれぇ

例えばワタシの場合で言うと

曲を作りたい!→ギター、ベースの録音がしたい!→音を出したい!

ボーカリストの方なら
マイクから声を録りたい!

っていう大前提のスタート地点があるじゃないですか。

イラストソフト
クリップスタジオ、アイビスペイント等色々ありすよね。あれは絵を描く為に使用するソフトですが

それに置き換えると言えば鉛筆をどう出すかわからず、一本の線すら引けない状態な訳です。

DTMの場合
ギターやベース、マイクの信号をPCに入力出来るように変換する為の「オーディオインタフェース」なる物があります。
オーディオインタフェースを買って、まずはPCと楽器(マイク)を繋がなくてはいけません。

それだけじゃありません。
DAW(作曲ソフト)側にそのオーディオインタフェースを認識させてやらねばなりません。

そこにはドライバのインストールや更新があったり、他にもサウンド設定があったり。
地味に道のりが遠いです。

上手く作曲ソフトまで信号が入ってきたとして
次はギター、ベースなら勿論マイクでもリバーブとかのエフェクト、かけますよね?
そのエフェクトソフトを入れて〜…

ああああああああああ!!!

待ってくれ。めんどくね?

めんどすぎるだろ。
スタジオ行けば

  1. 繋いで

  2. 電源入れて

  3. ジャーン

がDTMになると急にハードル上がります。
「なんか難しそう」
に、いざ手を出してみたら
「めちゃくちゃめんどい」
になるんですよ。

そりゃ挫折しますよ…と思います。
作曲すること自体がそもそも高カロリーな作業なのに。
だからワタシは言いたい。

DTMやってる人、あんた達「全員」
みんな偉いしすげーよ。
本当にすごい。

好きなことに対して壁にぶつかるということは至極当たり前の事だと思います。
ただ、作曲したいのにパソコンに向かうまで結構ハードルが高いというか
感性と直結してくるまでに時間がかかるんですよね。

ここでワタシから恐れ多くもアドバイスです。

習慣化しよう

何に関してもそうですが
今までやっていなかった事を新しく始めるというのはとてもストレスだし、面倒です。

食事、睡眠、風呂
テレビ、まとめ、SNSは誰に言われる訳でもなく日常的にやるのに
筋トレとかランニングとか、自炊とか
続きづらいですよね。

こういう物は
ハードルを低くしてとにかく習慣化する
に限ります。

以下、私のおすすめ挫折回避法。
DTM上達法です。
それは、、、


決まった周期で作曲ソフトを起動する。

「はぁ?」と思ったかも知れません。
でもめちゃくちゃ大事です。

これが一番簡単だと思います。

作曲したり
楽器弾いたり
歌ったり

そんな難しい事を考える必要はありません。

DAWを起動することに慣れる事が大事だと思います。

「あっ。今週DAW起動してねーなぁ」
で良いんです。

その時に気分が乗っていれば
「ギター弾いてみようかな」
「歌ってみようかな」
となるはずなので。

スタートはそれからだと思います。
DAWを触っている状態が、

楽器を触るくらい
歌うくらい
スマホ触るくらい

自然になると良いと思います。

才能なんて、根気なんて必要ないです。
人間いざやってみたら、やれるもんです。

おわりに

DTMに手を出している段階で、みんな

音楽が好きで
自分もやりたい
表現したい

って気持ち。最初はあったはず。
それを絶対に忘れてほしくないです。

音を楽しんで欲しい。ソフトが分かりづらいとかしょーもない理由で挫折するには惜しいです。
ソフトが分かりやすくなってくれるのが一番ですが、、


今回は挫折(初歩編)について少し話させていただきました。
まだまだ語りたいことはあるのでそれはまた別の機会に。

今回も読んでいただきありがとうございました!

Kyosuke

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