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vol.6 『学校行事を共創し出した子ども達』

小学校5年生は、この時期になると「6年生を送る会」の準備が始まります。
私のクラスはフレームだけは担任が用意し、その中で自分達で企画、運営を行っています。

ロイロノートで思考と考えを共有し、teamsで作成書類を共有しています。
そのフレームの中で、どこまで担任がコントロールし、どこまで任せるかをマネジメントしています。

主体性の育成は、自主性の拡大と積み上げから

もし、あなたが数名の仲間と共に、こんなミッションを与えられたらどうですか?
「失敗しても良いから、自分達で話し合って、考えて、上場企業つくってみて下さい。困ったらいつでも相談してね。」

怖くないですか?

怖い中でアイデアなど浮かぶ訳もなく、ましてや経験すらなければ何をして良いのかも分かりません。
分からないことがわからない。
心理的安全性がない状態ではアイデアすら出てこないのです。

小さなゴールを見せることで心理的安全性を確保する

そこで今の学級経営では、この様なマネジメントをしています。

小さなゴールを決めて見せます。
いつまでに、ここまでにこれを達成すれば大丈夫。
そのために必要最低限のタスクはこれ。
そして、それを実行するための組織はこう。
さぁ、自分達で計画してやってごらん?

そうやって最低限のリスク管理をした上で、その上を任せると、驚くほど子ども達は共創します。
タブレットを片手にフリーアドレスな環境で、子ども達は共創し出すのです。

主体性は任せるだけでは生まれません。
自主性のマネジメントに、経験と積み上げ、その範囲の拡大により主体性は生まれます。

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