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【詩】夢

将来の夢は?

かつて何度も聞かれたこと

先生や親や、友達が

何度も何度も聞いてくる

「夢?わたし、“あたたかい家庭”が持ちたいなぁ」

こんなことをボソっとつぶやいてみる

友達は「えっ?」という顔をしながら言うんだ

「もったいないよ」

「もっとすごいことできるよ」

「あたたかい家庭を持つなんて、夢じゃないよ」

って。

「夢」ってなんなの?

夢に、「正しい」とか、「間違ってる」とか

あるのかな?

それは、

みんなから認められるじゃないといけなくて

つかむのが難しいものじゃないといけなくて

人に感動を与えるものじゃないといけなくて……。

そんな夢、わたし、叶えたいのかな

わたしの夢なのに

なんだか、みんなの夢みたいじゃないか

夢なんて言葉で

わたしをしばらないで

わたしには

わたしの夢がある

誰がなんと言おうと

わたしの夢は「ちゃーんとした夢」なんだ。

夢は

誰かから認めてもらうものじゃない

誰かを感動させるためにあるのでもない

つらい思いをするためのあるのでもない

夢は

わたしを自由にする

「こんなわたしでいたい」

自分が大好きになれるような

もっと、素敵で、明るいもの

夢なんて、もっと自由でいいじゃないか

言えないなら言わなくていい

心のなかで思えばいい

「わたし、こんなふうになりたい」って。

誰に何と言われても

わたしの夢はまちがってない

自信を持って

胸を張って。

一歩、踏み出そう

自分のために

夢は

誰のためでもない

自分のためにある

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