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安直な休館日

こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

松山のホテルが人手不足を解消すべく、月に3日間の休館日を設けたという話。

従業員が連休を取れるようにすることで、雇用の確保に努めたいのだという。

思いきった決断だけれど安直だと思う。

この道後プリンスホテルは西武プリンスホテル系列ではないことにまず注意。

そして道後プリンスホテルはむしろ経営者に話を聴きに行きたいくらいの改革派。

そしてこちらの記事にはコロナ禍で80人いた従業員が60人になったと書いてある。

最初に取り上げた記事には5人しか新規採用できなかったともあり、単純計算してコロナ禍より15人の戦力減。新入社員が育つまでは尚更😩

コロナ禍前から推し進めていた業務改革やアルバイトの増員を以ってしても、従業員達に充分な休暇を与えられない状況に陥っていたということ。

そこで稼働日数の1割減という痛みを背負ってでも雇用を繋ぎ止める方策に出たということなのだけれど。

それでも安直と感じたのは、どーして宿泊業界に人が集まらないのかということについて分析が甘いということ。

それは他の業界みたいに毎週2連休、そして年に数回はそれ以上の連休が欲しいから。

コロナ禍で仕事がなくなり他の業界を見てきた人も多く、宿泊業界に戻りたくないって人も多い。

月イチで3連休があるけど、他は連休にならないというのは魅力になるだろうか。

宿泊業界が他の業界と同じように毎週2連休を得るためにはどーしたらいいのか、というところまで踏み込まなければいけない。

正攻法は1日に必要な稼働人数の140%以上の人数を雇用すること。

そーすれば必然的に5勤2休にできる。

純粋に雇用を増やす方法と、DXなどの業務改革を推し進めて必要人数を減らす方法がある。

恐らく星野リゾートはこういう方向へ進んでいるし、そのために付加価値を上げようとしている。

もうひとつのやり方として、毎週2日間の定休日を設定する方法がある。

日曜・月曜のチェックインを取りやめるってことになるかな。

これなら必要な稼働人数分を雇用すればいいわけ。

サーヴィス業ではなかなか聞かないけど、オフィスワークや工場などでは当たり前のやり方。

どちらをやるにしても、もっともっと思い切った改革が必要になるし、そしてこれをやらなければ宿泊業界はもう生き残っていけないでしょ。

道後プリンスホテルが生き残りを賭けて様々な方策を模索していることは素直に評価できるけれど、必要なのはもっと抜本的な改革なんだよね。

昨日も書いたけど、宿泊業界の従事者がきちんと休めて、そしてプライヴェートで他の宿を泊まり歩けるようになれば、ホスピタリティのレヴェルも上がる。

本来、宿泊業界を目指す人はホテルや旅館に憧れを持っていたり、泊まることが好きな人達のはずなんだからさ。

ってなことで中途半端とはいえ、道後プリンスホテルが他のホテルよりは休みが取りやすく、他の宿に学びに行きやすい環境であるのは事実。

多分それが従業員のホスピタリティに顕れてくるんじゃないかと期待している。

それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨




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