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【オーストラリア編③】”Annie” 観劇レポート

オーストラリア滞在中でシドニーに続き2回目の観劇は、

"Annie"!!

ミュージカルの観劇は初めてですが、以前映画で見てからとても好きな作品だったので、上演していると聞いてすぐにチケットを探しましたっ!

シドニーでの観劇レポートはこちらをご覧ください。↓↓

「アニー」を観劇した場所は、シドニーから電車で2時間半くらい北に位置する都市ニューカッスルです。私が語学研修で滞在していた都市で、景色と海がとても綺麗です!

現地の人に近くに劇場があるか聞いてみたところ、

・Civic Theatre
・Play House

https://civictheatrenewcastle.com.au/

をおすすめしていただきました。


Civic Theatre 前の広場で撮影しました。

ということで、
私が滞在していた期間に「アニー」を上演していたので、語学学校終わりに行ってみることにしました!

私は1週間前くらいにチケットを取りましたが、その時にはほぼ売り切れでした!

近くのジェラートショップにポスターが貼ってありました。

開演時間の20分前くらいに劇場に到着すると、さすが「アニー」!子ども連れの家族が大勢いました。観客はシドニーの時に比べて正装している印象でした。ソワレ(夜公演)だったからかな??

公演は午後7時半からだったのですが、私にとってはとても遅い時間に観に来ている気分でした。例えるなら映画のレイトショー。
語学学校は午後3時過ぎには終わっていて、
周辺の店もだいだい午後5時くらいには閉店してしまう。
それに、寮の夕飯も午後6時まで!

何もかもが早かった私のオーストラリア生活で、唯一と言っても過言ではないくらい上演スケジュールが日本と似ていて感覚が狂いました。

劇場の入り口には、今後の上演スケジュールなどが張り出されていて、ワクワクが止まりません!!どうやら、映画館も併設されているようでNational Theatre Liveも上映しているみたいです。そして、10月から「メリーポピンズ」があるらしい!いいなぁ。

Civic Theatreの入り口

そんなのを横目に、いざ Play House の中へ!
階段を登って、チケットを見せるとやはりまずバーカウンターが。

何かを飲みながら観劇するというスタイルが一般的なのかも。

さらに階段を登ると、ステージが!
ただ、劇場と聞いてパッと浮かぶプロセニアムアーチや小劇場のブラックボックスとは違い、一番低い所がアクティングエリアで客席は大劇場の2、3階席のようなかなり大きな高低差があり、見下ろす造りになっていました。奥行きがあまりない分、天井が高く、役者との距離が近いのが印象的でした。ただ、客席とアクティングエリアの間に観客が物を落とさないように(?)柵があり、それによって舞台というよりもテーマパークでアトラクションを楽しんでいるように感じました。

公演スタート!

日本とは違い、フライヤーやチラシが渡されるわけでもなければ、開演前のアナウンスがあるわけでもないので、本当に唐突に芝居が始まります。

突然目の前に孤児たちが居て驚きました。日本はとても親切だと思う一方、少し過剰なような気もしていましたが、逆に何もないとそれはそれで観劇モードに切り替わらない。なかなかいい塩梅がわかりませんが、開演前の時間をいかに過ごすか、過ごしてもらうかは考え所だと思います。

さてさて、

「アニー」といえばやっぱり名曲 Tomorrow !
前奏が聞こえた瞬間に涙腺崩壊しました。本当に念願だったので!

透き通った声で全力で歌っている姿に心掴まれました。アニーが感じている孤独や不安、さらに劇場で一人だけで名曲を歌う子役の緊張感を全て跳ね除け、真っ直ぐな視線で歌い切る。それだけで、励まされ、明日を信じてみようという気持ちになります。ありがとう、アニー!!!

ブロードウェイミュージカル「アニー」の上演ということでしたが、劇場の規模が小さく限られた舞台装置での上演だったので、ブロードウェイ版と全く同じ演出ではなかったと思います。ただ、その分、制限を効果的に利用し、ベッドが窓に、机も表裏で使用する人が変わるなどの演出があり面白かったです。

子役に驚いたハナシ

「アニー」には孤児役として子どもも出演していました。
主役のアニー役の子は10歳くらいに見えました。

上演時間は午後7時半から午後9時50分の2時間20分。
まず、この長時間演じ切ることに尊敬ですが、驚くのが時間帯です。日本ではありえないです。

日本では子ども(未成年)の働ける時間が決まっていて、原則午前5時から午後8時みたいです。そのため、日本で「アニー」を上演する際は遅くても午後5時から開始しています。他にも、劇団四季「ライオンキング」などでは、ソワレ公演のカーテンコールに子役は出演していないです。

ただ、オーストラリアの子役事情を調べてみたところ、年齢によって異なりますが、8歳以上は午後11時まで出演可能みたいです。

ところ変われば、このような基準も変わるのだなと思い、驚きました。

ホームページを見ていると

観劇するためにホームページを見ていると、一番下の方に「私たちはオーストラリア先住民の土地であることを認める」というような文言があることに気づきました。シドニーで観劇したBelvoir Theatreや他のさまざまな施設のホームページにも似たような記載があります。


Civic TheatreのHPの下部の記載です。

私たちが使用していた場所は、オーストラリア先住民、アボリジニの方々が長い歴史の中で現在も守ってきている土地であり、文化があることを再認識させられました。

語学学校に通う中で、オーストラリア先住民に関する話しをたくさんお聞きしました。歴史を知ることの大切さや、リスペクトする重要性を学びました。


ということで、来週10月25日(金)は、

オーストラリア先住民のアートが素敵だったハナシ

を書こうと思います!お楽しみに!!

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