四畳半の緋色の声#8「昔のはなし」

 前回の「TVドラマの濡れ場」の話で思い出したけど。

 昔は、濡れ場じゃなく、話のスジとは関係ない女性の裸が、頻繁に流れてましたよね。

 よく覚えてるのは、ハングマンというドラマで、ダークヒーロー的な主人公たちが歌舞伎町のような風俗街で聞き込みするシーン。
 ストリップ劇場のハッピを来たお姉さんが呼び込みで、裸をちらりと見せたり。
 いや、あれは卑猥だったわ…。でもドキドキしました。「大人になったら、ああいう場面に遭遇するかも!」なんて思ったりして。

 あと、同じ系列局でやってた「混浴露天風呂連続殺人事件シリーズ」。
だいたい、混浴露天風呂のある温泉街の近辺で殺人事件が起って、温泉好きの刑事がなんやかんや理由をつけて、温泉に入りもって事件を解決する、というスジ。
 温泉街の近辺で殺しが起きなくても、東京で事件を殺人をした犯人が逃げ込んできたりするし。
 で、温泉研究会の大学生女子たちが、目撃証言したりしながら、まあとにかく、脱ぐ、と。

 今さら、地上波で再放送しろ!とか、それができない現代社会のせせこましさよポイズン…なんて言うつもりはないけれど。…やっぱり、もう一回観たいな、と思います。

 20年以上?続いた長寿作品でしたが、何年目かの節目で、記念番組をやっていたのですね。
 2000年代の初頭だったかな…。その時に、主演の木の実ナナさんが、脱ぎを披露する女優さんたちに、プレゼントとして、一時渋谷のコギャルたちの間ではやった、頭につける造花の花飾りを進呈していたのですね…。でも、放映当時にはその流行は廃れていたと思う…。

「ナナさんの心づくしに、みんな大喜び!」的なナレーションが流れてましたが、当の脱ぎ女優さんたちの目は笑っていませんでした…。

 そういうことだけ、よく覚えてます。そんなところです。

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