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いい人を採るために、一番大切なコト


多くの会社が、できていない事


私は、仕事柄、
「どうやったらいい人を採れますか?」と
会社様から相談を受けることが
多いのだが、

「意外と、テキトーにやっている会社が多いなあ・・・」

というのが、実感だ。
(社内に人事部など、専門の部署があるような会社は別として)


当たるも八卦、
当たらぬも八卦、ではないが、
内容をあまりよく検討せずに、
求人広告をバンバン打ち、
多額のお金をつぎこんでいるような会社も、
少なくない・・・。

「なんともったいないことか!」
と、
いつも残念に思う。

また、
「どうせ、1回や2回、面接しただけじゃ、
どんな人かなんて、わかんないよ~・・・」と、
言う声も、
しばしば耳にする。

しかし私は、
「そんなことはない!」 と、声を大にして、言いたい。

本気で、「いい人を採りたい!」と思うのなら、
できることは、
いっぱい、あるのだ。

会社の理念を、思いっきり掲げよう!

ほとんどの会社さんでは、
自社の経営理念とか、社是とか、visionとか、を
掲げていると思う。

(もし、
まだ、つくっていない、という場合は、
人を募集する前に、
ぜひ、つくってほしい!)

どんな会社にも、
「うちの会社は、こういうことを目指してます!」
「こういうことをして、お客様や社会のお役に立ちます!」
といった、
自社の「思い」があるはず。

それを、思いっきり前面に出して、
仕事探しをしている人々に、発信してほしい。

求人広告や、求人票に、がっつり記入してほしい。


・・・な~んだ、そんな事か・・・と、
思うかもしれないが、
意外と、やっていない会社さんが、多い・・・。

それって、
つまり、魚を釣るのに、(魚釣りに例えてしまって申し訳ないが(^^; )
大海原で、何を釣ろうか決めないまま、
やみくもに釣竿を垂れているようなもの。

鯛を釣りたいなら、鯛が釣れる漁場、
イワシを釣りたいのなら、イワシがつれる漁場に
行って、釣竿を垂れないと、
本当に釣りたい魚は、なかなか釣れない、ってことなのだ。

あの有名な会社の場合


ちなみに・・・

‶いい会社″で有名な、
長野県伊那市にある、寒天メーカー、
伊那食品工業(株) ※ の社是は、

「いい会社をつくりましょう。~たくましくそしてやさしく~」

これを読んだ人は、どう思うだろう・・・。

「いい会社をつくりましょう」というフレーズからは、
自分も会社の一員として、一緒に会社をつくっていくんだな。
という、印象を受けると思う。

そうすると、
「会社に何かをしてもらおう」とか
「会社は自分に何をしてくれるんだろう」と考える人、よりは、

「自分は、この会社のために何ができるのか」
「自分も会社の一員として、いい会社をつくっていきたい」と
考える人、が、自然と集まってくるだろうと、
思う。

・・・そんな理由で、
会社の理念を思いっきり前面に出すことで、
会社に合う人が、集まりやすくなる、
というわけだ。

面接するときの肝(キモ)

そして、
次に、もうひとつ、大切なことは、
面接で、必ず本人に、この質問を投げかけること。
       ↓
「ウチの会社の、どこを気に入って、
応募して下さったんですか?」

これに対して、
「御社の理念に共感した」といった答えが
返ってくるようであれば、
自社に合う人、って可能性がかなり、高い。

・・・でも、
もし、そういった反応がない場合は、
(本当は、理念が気に入っているのに、緊張して(^^;
そのことが頭から抜けてしまっているだけかもしれないので)

「わが社の理念は、〇〇なんですが、
これについては、どう思われますか?」

と、
水を向けてあげるといい。

そうやって、
理念に共感してくれているかどうかを、
探ってみると、いい。

・・・というわけで、
求人する際は、
会社の理念を思いっきり前面に出すことにより、
自社に合う人を、引き寄せる!

これを、ぜひ、
やってみてほしい。


(※伊那食品工業(株)について:
 参考書籍 「日本でいちばん大切にしたい会社」
      (あさ出版。坂本光司氏著) )


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