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『もやしもん』 1-13巻 石川雅之

目に見えないものが働くという点で、菌や発酵も魔法の一つかもしれない。アニメやドラマ、アプリや絵本にもなった『もやしもん』は菌を肉眼で見られる農大生の沢木くんが主役のマンガである。

全体的に「やりたいこと何でも詰め込みました!(本当はまだあるけど)」という印象。主人公たちは発酵や醸造を求めて、海外へ行ったり、農大ならではの祭など様々なイベントを行う。連載当時、企業とコラボもしていたようだし、とても勢いがあったのだと思う。「菌のマンガ」って面白いし、菌の絵もかわいいし、とてもとっつきやすい。

私はこのマンガをしっかり味わえていないと思う。時折、菌や食品の発酵、農業界の成り立ちなどの説明がどっしり入るのだが、私はちゃんと読んで理解することができなかった。あと私の知覚能力が低すぎるのが原因なのだが、全員美女な女の子を判別するのが難しい。男性は丸いのや、おじいさんがいたりして個性的なのでわかりやすい。青年誌でもブスな女の子がいてもいいじゃないか。それが愛嬌になったりしている子などがいてくれると判別しやすいし、リアルだ。

見えないものの存在を人々に伝えた『もやしもん』。実は身近なその魔法が魅力的だったからここまで多方面に伝わっていったのだろう。菌や発酵という魔法へのとてもいい入門書。

マンガ398-410.『もやしもん』 1-13巻 石川雅之

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#もやしもん #石川雅之 #マンガ #読書   #読書感想文

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