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『宇宙兄弟』20-26巻 小山宙哉

JULY 14, 2018 Instagram掲載

広大な宇宙にロマンを感じない性質なのだけれど、(風通しか悪いから)『宇宙兄弟』は胸が熱くなる。20-26巻は主人公のムッタや同期が宇宙に行くあたり。

過去に知り合ってきた人たちが、彼らの専門分野を活かして手伝ってくれたり、宇宙飛行士選抜試験で脱落した人が復活してきたり。「久しぶり!」とか「あの挫折から諦めなかったねー!よくやったね!」とギュウギュウハグをしたくなる。そして冷たいイヤな奴が過去の熱い気持ちを取り戻して味方になってくれたりもする。

逆に、かつて色々なことができてムッタ兄弟にたくさんのことを教えてくれた人が難病のためどんどん自由が失われ、死に近づいていく。でも彼女は精一杯、今できることをする。

最近、私の中でようやく腑に落ちてきたのが「今が大事」とか「未完成でも出す」「出し惜しみしない」というようなことなんだけど、宇宙兄弟の人々はそれを全力でやっている。彼らの「今」は過去(=その時の「今」)の積み重ねで、出会いや挫折、うまくいかなかったこと、無くしてしまったもの、ひっくるめて糧にしている。無駄なことなんて何もない。

漫画106-112 『宇宙兄弟』20-26巻 小山宙哉

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