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忘却曲線って知ってる?

一生懸命勉強してるのに。結構覚えたはずなのに。なんで記憶に残らないんだー!ってことありませんか?私はそんなことばかりです。記憶力の良い人がうらやましい。きっとそういう人はなにかコツがあるんだと思います。色々な覚え方があると思いますが、これからお話する法則で我々も効率よく勉強しようではありませんか!

「エビングハウスの忘却曲線」

聞いたことある方もいるかもしれませんが、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスさんが発表した「エビングハウスの忘却曲線」です。無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化した人なんです。その結果はこちら↓

覚えたことって1時間後には56%忘れ、1日後には66%1週間後は77%1ヶ月は79%だったんだとか。ただここで注意しておきたいことは、エビングハウスさんはあくまでも無意味な音節を覚えただけなので、我々が記憶しようとしていることはもう少し記憶の残る割合は上がるとおもいます。とは言え、我々はこれを聞いてなるほどーと思う方の方が多いのではないのでしょうか?テストの解答を聞いたときは完全に理解したように思っていたのに、次やったら普通に忘れている。セミナーや研修を受けて、そのときはものすごく理解したと思っても、その良さや学んだことを他に人に伝えようとしても抽象的にしか伝えられない。ではエバンスさんの忘却曲線を元にどうやって長期記憶に残る勉強したらよいのか。まず理解しておきたいのは1ヵ月経つと79%忘れてしまうということ。すなわち1ヶ月後に復習すということは一から覚え直す労力が必要だということです。

適切な復習のタイミングを色々なところが検証してくれていますので、少しみていきましょう。

①脳神経科学の専門家によれば、1回目が翌日2回目がその1週間後3回目がその2週間後4回目がその1ヵ月後5回目がその2ヵ月後、とするのが理想的な復習のタイミングと言われています。

②カナダのウォータールー大学の研究結果では、学習した後1回目24時間以内10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。2回目は1週間以内に、5分すれば記憶が蘇り、3回目は1か月以内2~4分復習すれば、また記憶は復活するという結果が出たそうです。

③日本の英語学習塾の講師が研究して導き出した最適な復習のタイミングは1回目1日後2回目4日後3回目7日後4回目11日後5回目15日後6回目20日後だったそうです。

色々な検証結果がありますが、一番気になるところから是非実験してみてください。私個人的には③番が気にまります。理由は無意味な音を覚えるわけではない、日本人が英単語を覚えるのに検証したというところです。ただ③番が一番復習回数が多いので、セルフコントロールは難しそうですね。でも知らなければやることもできなかったのですから。今日から出来ることを始めてみましょう。

【編集後記】

梅酒とらっきょうを漬ける時期が来ました。梅酒って結構簡単な作業で終わるのですが、らっきょうは泥つきから剥いて切ってと1キロやるのには結構時間がかかるんです。でも、この無心でむきむきしている時間がなんとも贅沢な時間で、いつのまにかとっても好きな1年に1回の行事となりました。

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