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わたしたちは支え合って生きている

先週ついに最終回を迎えたNHK朝ドラ「おかえりモネ」

たったの15分で朝から号泣したり、気持ちが暖かくなったり…
お得感満載の素敵なドラマでした。

たくさんの印象的な言葉やシーンの数々。
たとえば主人公の彼、菅波先生(坂口健太郎さん)の

未来に対して僕らは無力です。
だから最大限、目の前のいるその人に心を傾ける

とか、
主人公モネ(清原果耶さん)の

なんか苦しそう。私にはその苦しみはわからない。
でもその苦しみを思いやることはできる

とか。
そしてなによりも、
震災で妻を亡くしたシンジさん(浅野忠信さん)が、周りに支えられながら、悲しみを乗り越えていく様子。
お茶の間のわたしたちも、彼のいわゆる「喪のプロセス」を一緒に体験しました。

 《喪のプロセス》
シンジさんが、大好きで大切なパートナー:ミナミさんを東日本大震災で失ってから9年間。悩み苦しみ、周りに支えられながら立ち直っていきます。心理学では、自分の大事な人を失った時、人は次の4つの心理的なプロセスを経て、乗り越えていくと考えられています。フロイトが提唱しボウルビィが確立した、
喪の作業(モーニングワーク・グリーフワーク)の4段階です。
1)麻痺・無感覚:激しい衝撃にショックを受け呆然とした状態
2)抗議・否認:喪失を認められず、事実に抗議している段階
3)絶望・断念:抵抗を断念し、絶望し心理的反応がさまざま現れる状態。
4)離脱・再建:少しずつ現実を受け止め、再建に向けて進み出せる状態

深いこころの悲しみ(悲嘆)を乗り越えるプロセスでは、
極めて多くのエネルギーと、労力、時間、
そしてまわりの助けが必要です。

シンジさんを、ずっと支えてきたモネの家族。
「シンジ、もう幸せになっていいんだよ」
というモネの父(内野聖陽さん)の、あったかい言葉にジーンとしました。

人のきもちで救われるってこういうことだな〜。
人ってお互い支え合って生きてるんだな。

って思わせる毎朝の15分でした。

次の朝ドラも楽しみです♪


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