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エシカルアート×SDGs #001

皆さん、こんにちは。エシカルアートとSDGsについて、イベントでお話した内容を振り返ってみたいと思います。

本日のイベント内容
1. エシカルアートって何ですか?
 ・エシカルって何ですか?
 ・エシカルアート偉人伝
 ・あなたもなれる、エシカルアート偉人
2. ポストコロナのアートはどうなる?
 ・2020年、地域芸術祭の苦渋の選択
 ・地域アート元気支援グループ立ち上がる!
3. お知らせ

【自己紹介】木村京子(社会創香家)
自らの創造性で都市や地方を香らせる人

エシカル協会のエシカルコンシェルジュ講座では本当に多くのことを学びましたが、一言で表すと「影響をしっかりと考える」それに尽きます。
エシカル、フェアトレード、SDGs・・・この世界、どうもカタカナやアルファベットが多くて・・・と抵抗を示されることも多いのですが、日本には近江商人の「三方よし」の中にこのような考え方の萌芽はありました!「世間」が広がって、作り手(=生産者)の権利や、地球全体の環境や未来まで影響を考える対象を追加したのがSDGsなのだと思います。

1948年創刊から日本のアート界を牽引してきた老舗の雑誌『美術手帖』の近年の特集タイトルを見ると、アートも環境・社会・経済(産業技術)との関わりの中で存在するというのが潮流だなとわかります。

実際に事例を見ていきましょう。

1. ゴミがアート作品に!ある産廃処理業者の挑戦が集めた予想外の注目https://diamond.jp/articles/-/221177
2. アートでロスフラワーを救う。結婚式の思い出を絵画に残す「ハナノエ」https://ideasforgood.jp/2020/04/27/bonart-hananoe/
3. 印刷廃材をアイデア商品に。誰かの“欲しい”に印刷屋さんが応える「大喜利印刷」https://ideasforgood.jp/2019/01/23/ogiri-insatsu/
4. 大量に捨てられていた花で始める、スリランカの美術修復プロジェクトhttps://ideasforgood.jp/2018/09/18/petal-paint-srilanka/
5. 美しいだけじゃない。廃棄ビニール袋から、色とりどりの花を生み出すアーティストhttps://ideasforgood.jp/2018/05/16/plastic-bag-into/
6. 電子廃棄物でつくったアートを売り、ガーナにリサイクル工場を建てる アーティスト・長坂真護の挑戦https://www.asahi.com/and_M/20190823/4564633/
7. 産業廃棄物をリノベーション。アートではなく”プロダクト”を目指す一歩先のアップサイクルプロジェクトhttps://www.ecoo-online.jp/discovery-eco/20180701/

共通するのは、ヒトやモノを大切にする姿勢ではないでしょうか。

ここで1分間のシンキングタイムをはさみ、参加者の皆さんに次のことを考えていただきました。
・あなたは最近、何を捨てましたか?
・あなたが捨てているもので、アートになるものはありませんか?
そして、自己紹介も兼ねて発表していただきました。

後半は「ポストコロナのアートはどうなる?」ということで、ロンドン芸術大学のサラ・グレスティ教授の言葉を引用紹介しました。
「終息後は工芸や時間、他者や経験、所有物との関係を大切にするようになるのでは」https://www.wwdjapan.com/articles/1069486

今年は全国でたくさんの地域芸術祭が中止や延期に追い込まれていますが、関係者の間では上のようなことが活発に議論されているようです。

地球の今や未来、社会の中にいる多様な人たちへの影響を重視する、新しいアートのあり方を一緒に考えていく、そんなコミュニティを立ち上げました。https://www.facebook.com/groups/978724145919337/

なお、このイベントは「SDGs Innovation HUBサマーキャンプ2020」の中でのプログラムの一つとして開催することができました。https://sih.world

次回は、地域芸術祭についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

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