Kyokita ここで誰かと知り合えたら奇跡

メキシコの海の町からこんにちは。色んなところに出掛けていって、色んな話しを聞くのが好き。

Kyokita ここで誰かと知り合えたら奇跡

メキシコの海の町からこんにちは。色んなところに出掛けていって、色んな話しを聞くのが好き。

最近の記事

【寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!】

ねぇみんな! どうする?ある日、あなたの町の一角に突如、こんなテントが立ってたら? そして、こんな夢の世界が目の前にあって、中を覗かずにいられる人がいたら、私は会ってみたい。 「ピエロックが来るんだよ(名前を2回聞き返した)」と、お友達から聞いた時、”どうやら面白そうなことになりそうだぞ”と予感がしたので、休みの日の朝、車を飛ばしてその小さな町に、時間よりもうんと前に到着した。 そしたら、あったあった! まだ人影もまばらな会場の一角に建ったテントに、吸い寄せられるよ

    • 旧友

      こんにちは。 メキシコに15年在住し、一昨年前、コロナの影響で帰国したものです。 私が渡墨した2007年当時、メキシコで、日本食材を手に入れるのは、非常に難しくて、なので帰国の度に、数十キロの食材を担いで帰るような状態でした。 無ければ、ますます食べたくなる、というのが人の情けで、同じ町に住んでいる日本人の中には、自分で納豆菌を入手して、作っている人や、土と気候が合わない為か、何度栽培しても失敗してしまうシソ等を、それでも諦めきれず、栽培している人もいました。 そんな

      • 【ちょっといい話】

        ニセコに好印象を人は多い。 私もかつてはその一人だった。異う意味で。 日本でありながら英語圏。 バブルで湧いてて、お金がザクザク儲かって、物はべらぼうに高いけど、そんなこと気にせず、気前良く払う人が集う街。 もしかしたら、自分にも小さなチャンスが見つからないかな? そしたら、それで得られたお金を、色々な良いことに使えるのにな。 そんな小さな期待を持って、初めてこの街を訪れたのが10年前。 元手があって、自分で不動産経営をするか、インストラクターかガイドになれば、稼げる

        • 【新しい時代】

          1日過ぎちゃったけど、春分だったから願いを書こう。 昨日、職場でニュースを見て「えー!!」となった。 一体どうしちゃったんだろう。 有名な人の側にいるから、耳元で、悪魔の囁きをする悪い輩が近寄ってきたんじゃないかと、懸念してる。(それで洗脳、とか昔ニュースで見たことがあったっけ。) いずれにしても、私は彼が大好きなのだ。 国民全てに、夢を見せてくれた人。 歴史上、ここまで多くの人々に、夢を見せてくれた人っていたっけ? いなかったよね? 誰も出来なかったことを、でも、

          自己紹介

          体内年齢にフォーカスすれば、人生の折り返しを過ぎた頃。 だけど、やりたいこと、知りたいこと、挑戦したいことが、私にはまだまだたくさんある。 転勤族の家に埼玉で生まれ、九州で育った後に、大学進学の為再び東京へ。学生時代は、ひたすら時間を捻出しては、国内外を旅し、旅をしながら、人の幸せについて考え、その問い掛けは今でも変わらない。 だけど、第二の人生をスタートしはじめたあたりから、少しだけわかってきたことがある。 それは衣食住、そして自分の属するコミュニティーがどれだけ大切

          ぬくもり

          多分、今の日本に一番必要なもの。 そして私が一番大切に思うこと。   子供の頃、小さな公団に住んでいて、近くの銭湯に通うのが日課だった。 時には家族と。時には幼馴染みと洗面器を抱えて。 男湯に入ると、背中に彫り物をしたおじさんが何人もいて 皆黙って身体を洗っていて、だけど風呂場で転んで泣いた時などは、誰かが介抱してくれた。 女湯に入れば、赤ちゃんを連れたお母さんやおばあちゃんが 気持ち良さそうに湯船に浸かっていて そんな銭湯が、私は大好きだった。   みんなが鎧を脱いで、

          ニセコレポート・ダミアンの話

          「Kyokoも、ちょっといかが?」 キッチンが一番混雑して、ワイワイガヤガヤする8時頃、小腹が空いたなと覗いたところで、こうダミアンに尋ねられた。 最近入った、新入りのフランス人。   「何作ってるの?」 「マフェだよ。」 「マフェ??(パフェじゃなくて?)」 「そうだよ。マフェだよ。」 まるで、世界中の人が知っているかのように、自信たっぷりに言う彼。 調べると、セネガルの家庭で食べられている料理だった。 「でもどうしてフランス人のあなたが、セネガル料理なの?」

          ニセコレポート・ダミアンの話

          ニセコレポート・ピーターの話

          ピーターが、入寮するという噂は、少し前から聞いていた。   ”Kyoko、俺、今日からこの寮で厄介になるから、よろしくな!”   予定日に現れた彼は、そう言って、意気揚々と誇らしそうだった。 この山にある会社の寮は4つ。 中でも、彼が最初に入った寮は、一番カジュアルな「4人部屋」で、寮費は無料。 が、一見聞けば良さそうに見えるこの寮、住人30人に対して、洗濯機は1台、キッチンは、彼の言葉を借りれば、「想像しがたい位に汚い」らしい。   そもそも私が、皆に恐れられはじめ

          ニセコレポート・ピーターの話

          ニセコレポート

          中国の旧正月が終わって、やっと余裕が出てきたので、今更ながら、ニセコのレポートを書こうと思う。 今季で2度目。1度目は今から9年前で、日本の中で、遂に、英語で過ごせる環境が出来たと嬉々として出掛けるも、惨憺たる思いをしたので、今回、全く期待がなかったものの、別ポストの契約が一向に進まないことに業を煮やして、”渋々”来た、というのが本音。 11月にシーズンが始まって以来、人手不足も手伝って、今日に至るまで、恐らく通常シーズンの2人分くらいの仕事を、メキシコモードから一気に切

          ニセコの雪崩事件について

          起こるべくして起こってしまった、と思わせられる事件。 その日は、今季「この気象、明らかにおかしいよね?」と感じる日の中でも、取り分け温かい1日だった。 前日からの春のような日差しに、歩きながら、ジャケットのファスナーを開けないと汗ばみ、山や道に降り積もった地表は剥き出しとなり、木々に降り積もった雪は溶け、山全体が裸ん坊になったような、そんなおかしな気候だった。 そんな日だったにも関わらず、ツアーを催行したのは、ビジネスを優先してしまったからだろうか?関係者の方には心から

          マフィアか老害か

          おはようございます。 地元で、頭を掻き毟る日々の私です。 突然だけど、メキシコ時代、私の最大の敵は裏手のマフィアだった。 敵、なんて言葉を使ってしまうと、マインドフルネスとか瞑想とかやっている、善の自分がいきなり吹っ飛んでしまうんだけど、普段、「世の中に悪い人はいない」とか、「相手に祝福を送ろう」と思うことにしてるにも関わらず、それがどうしてもできないのがマフィアをはじめとする、「似ても焼いても食えない不毛な人々」だった。 いきなり大音量で2日夜通し音楽を鳴らす。相手は

          25万円

          合宿免許で掛かる金額。 2週間籠もって勉強して、取れるんだって。 ちなみにこれ、安いところで、下手すれば30万円以上掛かったりする。 うちに来て、働いていいよって言ってくれた人が、「でも来るなら、免許取って来てね」というので絶賛悩み中。 この夏知り合ったイギリス人の女の子は、書類に書き込んだだけで、日本の免許が取れた。 私の免許証はメキシコで取ったもので、条約が違うから、書き換えのテストを受けなきゃいけない。   別のインド人の知り合いに聞いたら、書き換えテストは、厳し

          台風14号に備えて

          台風が近づいて来てる。 メキシコで、数年前に散々ハリケーンの受難にあったので、正直ゲンナリ。 なぜなら、それは深い爪痕を残していくこともあるから。 どんなに準備しても、来る時には来るし、完璧はない。 だからこそ、最低限の準備は必要だし、自分用メモとして書いておきたい。 **** 水、懐中電灯、電池にろうそく。 避難時に持っていけない貴重品はビニールに入れて、タンスの奥などにしまっておく。 避難用バッグの準備(着替え、ビーチサンダルに室内用スリッパ、寝袋、ビニール袋

          人生楽しんだものがち

          参加してるオンラインサロンの、オーナー氏が、めっちゃ楽しそう! 前言撤回、決定変更、無限大。 時に悪魔めいてて、時に、こちらの開いた口が塞がらないこともあり、 メンバーである私達は、べそをかくこともある。 普段はのんべんだらりと、聞き専の私も、時に、”ちょっとちょっと、それ、困るやろーーーー!”と、ご意見申し上げたくなることもあれば、「もうやめたるわ!」と周囲に宣言したことも、1度や2度ならず。 それでも、毎朝いそいそと、朝のお話会を聞きに行くのは、ずばり一言。

          若いお友達に捧げる一節

          今悩んでるあなたへ。 ***** カマスとは攻撃性が強く、近くにいる小魚を襲って食べる魚です。 同じ水槽にカマスと小魚をいれると、カマスはあっという間に小魚を食べてしまいます。 そこである実験をしました。 水槽の真ん中に透明な仕切りをし、カマスと小魚達を別々に区切ってみたのです。 すると、カマスは小魚を食べたくても、仕切りがあるので食べられません。 やがてカマスは攻撃するのを諦め、小魚を食べるのも諦めてしまいます。 しかも、いざその仕切りを外しても、カマスは小魚を食

          年齢制限・続編

          先日のエッセイに対して、面白い意見を貰ったので、再筆したいと思う。 前回は、募集しているはずの求人に問い合わせをしたら、「年齢制限で引っかかって、秒で断られた話」だった。 けれど正直、職種を選ばなきゃ、仕事は、何かしらあるはずだということを、私達は知っている。 問題は、私がその仕事が良かった。言い換えれば、”楽しそうだった”、それと、”カレーが食べれるかも”という甘い期待があったこと。  しかし、そんな私の淡い期待は秒で却下され、悲しみにくれた私が、同年代の友人にそれ