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無職四畳半日記 14日目 無職も自転車こげば恐竜のウンチに出くわす

「犬も歩けば棒に当たる」

1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。  2 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ (goo辞書より)

フラフラしていると災難・幸運に出くわす。どちらの意味にも使われることわざだけど、まさに今日はそんな1日だった。幸運の方でね。

道を間違えてたまたま通った道で素敵なお店を見つけて、

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かわいらしい熊の小さな木彫りの置物をプレゼントしてもらったり、1億4千年も前の恐竜のウンチを触らせてもらった。

道を間違えて成り行き任せにしてみたら

秋晴れのお昼、この前近所で見つけた花屋に行こうと自転車に乗ってこぎ始めたら、曲がる道を間違えたことに気づいた。

でも、天気があまりにいいし、もっとこぎたくなってそのまま気の向くままずーっとまっすぐ走り続けてみたらなんだかとってもご機嫌な一日になったよ。

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有名な「キッチン南海」発見。こんなとこにもあるのね。

そしたら池袋まで出て、ちょうどジュンク堂が見えたので、地下2階の駐輪場に自転車を置いて、中に入ってみる。

おそるべしジュンク堂

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もう何年も足を向けていないコミック売り場にふと降りてみると、中にはたくさんの原画複製や漫画家のサインがたくさん壁に貼ってあって楽しい空間。漫画愛が伝わる売り場。萩尾望都先生の美しいイラストレーションもあったよ。今日は日本語が母語であることに心から感謝。

漫画「カラオケ」の原画複製展示があまりに面白くて、声を出して笑ってしまった。こんなに笑わせてくれるなんて、健康にいいから買おう、と即購入決定。またぷらぷらしてるとこれまた気になるタイトル。「ベルリンうわの空」立ち読みできる部分だけ読んでみると、作者がベルリンで、特に何もしていないでぷらぷらしている日常を描いている、私と一緒じゃん!!!共感MAXでこちらも購入決定。

漫画はもう10年以上買っていなかったのに、おそるべしジュンク堂。。

新宿三省堂より、売り手の熱量が感じられる売り場でいいな。しばらくジュンク堂びいきになりそうな予感。

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「カラオケ」和山やま 「ベルリンうわの空」香山晢

ジュンク堂の帰り、ふと見かけた鬼子母神に立ち寄ったり

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おみくじひいてみたり

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ぷらぷら帰り道、気になるお店、発見。

たくさんの時間が沈殿した濃縮空間へ

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古美術・骨董・水石「心」 

パンダちゃんの置物に、ショーウィンドーにはいい表情の仏像や骸骨、水晶がたくさん並んでる。

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でかい木彫りの熊さん、よくみると鎖で繋がれとります。

中へ入ると、、

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ぎっしりと並んだ、仏像、石像、古美術、骨董品達。店主が親切に色々と教えてくれました。50年以上かけて色々なところから集めてきたものだそうです。多分、この人の感性が近いものがあるんだろう、なぜか、ここにある仏像などはとても心惹かれるものが多かった。無職でお金がない私でなかったら何か購入していただろうな。。

あんまり熱心にみていたせいか、店主のおじいさん、色々紹介してくれる。メノウのように断面が結晶化した1億4000年前の恐竜のウンチを持たせてくれたり、この置物はインドで集めてきたかとか。以前お店でアイヌの展示をした時の残りだという小さな熊の置物を「わざわざ入ってきてくれたから」とプレゼントしてくれた。

なんか、人情あるなぁ。じわじわ暖かい気持ちになった。10月2日から16日まで「世界のミニ仏像と仏の姿石展」をされるそう。おじいさんが歩いて探した108の仏に見える石を展示するらしい。もはやその行為がアートであり、祈りだわ。


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