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マインドフル・イーティングができない

マインドフル・イーティングってご存じですか?

今、この瞬間に意識を集中して(つまり目の前にある料理とちゃんと向き合って)味わいながら食事をするってことなのですが、私はこれがなかなかできないでいます。難しい…!

ことの発端は、私が食事中に物思いにふけることが多くて、よく昼食を一緒にとる長男に目の前で手をパチンと叩かれたり、おーいって手を振られたりすることがあるって話を友人にしたことから始まるのですが。

物思いにふけるっていうか、もう魂がどっかに行っちゃってるレベルで何か考えごとをしちゃうのです、私。漫画とかアニメで、頭から吹き出しが出てくるイメージ?「どこ見てんの?」「へ?どこも見てない。(空想の世界にいた)」っていうやりとりが頻発。

ひとりご飯のときはもちろんのこと、子どもたちと一緒に食卓についていても大して会話がない(話しかけても大して盛り上がらない)から、余計に思考の世界に旅立ってしまうと思うのですが、ことあるごとに長男が「いやもう、動物がエサ食べるみたいに無表情で咀嚼してる感じ」「なんなら、もはや虫!虫の目をしている!」と、面白おかしく?ディスるようになりまして。素直な感想だと思うけど、容赦ないw

で、その話を聞いた友人が

「キョウコちゃん!それならマインドフルネス・イーティングって検索してみて!目の前にある食事を味わうことに集中しないと、栄養もしっかり吸収できないし、食べすぎたりして太る原因にもなるようなの。」

とアドバイスをくれたので、すぐにマインドフル・イーティングを調べてみたんですが、食べる瞑想ともいわれ、ダイエット効果があるだけでなく、仕事効率の向上、ストレス解消にもつながるものなのですね。これを知ったからにはやるしかない、と食事のたびに心掛けるようにしました。

・・・したんですけど、これがホントに油断も隙も無い。すぐあっちゃこっちゃに浮遊しかけるんですよ、私の思考が!!!料理と向き合うというよりは、雲のように頭に次々沸き上がってくる吹き出しをかき消すのに必死。どんだけマインドレスなんだ私は。

でも、こんな記事を発見して少し救われた気持ちにもなりました。

今は「生産性」という言葉が重視され、そのためにいかに目の前の事に集中すべきかという「マインドフル」であることを常に求められる世の中と言えます。

一方で、その対極にある「マンドレス」という状態は、一見集中力散漫な良くない状態と思われがちですが、実は無意識下で脳の働きを活かすメリットがあります。特にクリエイティブなアイデアや複雑な問題解決、判断が求められる人にとっては、マインドレスネスが持つ3つのパワーをうまく活用することで、より高いパフォーマンスを発揮できるかもしれません。

これは知っていなければ、そういう発想に至りません。「ぼーっとする」のには効果があると分かれば、それを活用するかどうかは意識の問題であり、言い換えれば「ぼっーっとするスキル」とも言えます。

物は考えようですね。何事もこれがダメと決めつけてはいけない。

とはいえ、一応バランスを考えて作っている料理もあるのに(全部とはいえない)、栄養がちゃんと吸収できなかったり、ダイエットにならなかったりするのは残念だし、何より魂が旅に出ちゃったときの表情を見られるのは恥ずかしいので、今後も食事のときくらいはマインドフルネスを意識していこうと思います。

ちなみに、マインドフル・イーティングの敵?には、テレビやネットを見ながらの食事だけでなく、立ち食いや早食いなんかも含まれる模様。教えてくれた友人でさえ、「私も忙しい仕事の合間の貴重な昼休みには、YouTubeとか見ちゃうから、ちゃんとはできてないけどね!」と言っていたので、まぁしっかりできている人の方が少ないのかもしれませんが、できることなら、ゆとりをもって、おいしく、お行儀よく、味わいながら食事できるといいですよね。

これを読んだ貴方もぜひお試しを!

ではまた。

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