見出し画像

スーパーヒーロー シンバイオシスの技術

腸内フローラ研究会の学術学会に初めて参加しました。
私は、健康のために必要な要素が5つあると思っています。
食事、運動、睡眠、芸術、学びです。
そのうちの一つ、食事に関連することとして、腸内環境という領域があります。どの道のプロも、ものすごい知識と技術を蓄えていて、
私みたいに、物分かりが悪いひとにも、その素晴らしさや感動は伝わるものです。

腸内細菌が免疫機能をになったり、お肌をきれいにしたり、たくさんの病気の原因になるなどということは、近頃たくさんの人が知れるようになりました。

私も実際に食習慣を改善して、みるみる元気になっていて、
最近では、食べたいと思うものを腸内細菌が選んでいるのではないかと思うほどです。
私もマイキンソーという検査を行って、自分の便を郵送して、自分に棲みつく細菌叢を解析してもらいました。
私のお腹には脂質代謝で増える細菌がたくさんいて、乳酸菌などの善玉菌も多く存在します。B型に分類されて、バクテロイデスという属が優位になっているようです。ポジティブでアクティブな人が多く、免疫力も高いそう。確かに、近頃、力がみなぎっているし、行動力も褒められます。新型コロナウイルス感染症にも一度もかかっていません。私の腸内細菌を移植したら、皆が元気になるかもと密かにニヤついています。

今回参加した学術学会では、便移植を治療に使っている医師たちが集まり、便移植の技術開発を行っているシンバイオシス株式会社が主催したものです。シンバイオシス株式会社は、いつも分子レベル、遺伝子レベルで身体で起きていることをツイッターで発信してくれていて、私はこの会社をフォローしています。

現在、便移植は、日本ではガイドラインがないようです。
アメリカでは、病気の治療として承認されていたり、欧州や中国、オーストラリアでも利用されている治療法です。シンバイオシス株式会社が開発した技術は、現在行われている移植方法よりも侵襲が少なくて済むというものです。

便移植は、移植を受ける人の腸の中を抗生剤を使って菌をいない状態にして、内視鏡で腸の中を洗浄したりと入院が必要です。
今回の学術大会で紹介された移植方法は、肛門から腸にチューブを入れて注入するだけというものです。だから、大きな病院や入院施設がないクリニックでもできる。
時間もかからないから、自閉症の子供にも行えるのです。

現在、病気になる人がどんどん増えています。
ガンも心疾患も脳血管疾患も精神疾患も。
昨日の学術大会では、自閉症の子供への移植がメインで解説され、
ほかの疾患については省かれていたけれど、これからはがんや肥満や糖尿病など、たくさんの病気に利用されることと思います。それに、この技術は日本で認められなくても世界に提供できるものです。

私は、この学会に参加して、とても感動しました。
自閉症の子供を持つ親は、便移植をしたら、便秘が治ったとか、目を合わせて会話が出来たとか、落ち着いて待てるようになったとか言われていました。クリニックで毎日100人の診察を行うという医師が、100人中2~3人が自閉症だと言っていました。行政は様子をみようといって、1年先まで対応を待たなければならなかったり、学校には心理士が設置され、受診が必要だと言われても予約が取れるまでに1カ月以上待たなかったりしなければならないそうです。

便移植は、保険診療ではなく、自由診療です。
学会の医師は、分子栄養学や病気の根本的な原因にアプローチすることや自己治癒力を向上させることを大切に考えていました。私の理想の考えです。私も機能性医学に出会ってこの考えになりました。
薬が第一選択の時代ではないということです。

病気の原因のほとんどは生活習慣です。
自分で自分の健康を管理しなければならないのです。

私は、先生たちや研究員たちがスーパーヒーローに見えました。
それから、私も病院で勤める看護師でなく、予防で社会貢献がしたいという気持ちが更に強くなりました。

頑張りたい。
頑張らないといけない。
頑張る。
そんな気持ちになりました。

感謝です。
頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?