外国人は良い奴だが100%は信用するな。
本題に入る前に
前の投稿で、このNoteは自分の為に書く。人の為とかお金の為ではないと言いました。でも、前回の投稿を読んでくれた方からメッセージと寄付をいただきました。自分の考えや行動に価値を見出してもらえた気がして本当に嬉しかった。この小さな一歩が将来への大きな一歩目になると確信しています。本当にありがとうございました🙇♂️🙇♂️
ただ、考えは変えずにこれからもどんどん自分の思った事、感じた事だけ書き続けます。よろしくお願いします。
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さて、本題。
今回は僕が現在真っ只中で直面している契約と交渉について。まず僕が言いたい事は、
外国人は良い奴だが100%は信用するな。
という事。簡潔に言うと、
森京次、チームと契約しました。そして、契約破棄になりました。
簡単に言うとこうなるのだが、これまでにかなり色々な流れがあった。まず今年オーストラリアで生活する上で、自分の中で生活面とサッカー面での目標を立てていた。サッカー面では
①去年より少しでも良い条件のチームと契約する事。
②MF(ミッドフィルダー、サッカーのポジションで真ん中の選手の事を言う)でプレーする事
③チームメートとの関わり(英語でのコミュニーケーション)、英語で自分の意見を周りに伝える事
生活面では
①貯金を貯める
②ローカルの中で生活する(ローカルジョブで働けたらなおよし)
であった。これらは全て、来年(来シーズン)のためである。僕は来年違う国でプレーする事を考えている。それもヨーロッパに挑戦したい。現在ヨーロッパのどこの国にするかを決めている段階である。今年からチャレンジしようとも考えていたが、去年の自分のプレーに納得出来なくて、このままオーストラリアを去る事は出来ないと判断した。だから今年の位置付けとしては全てを来年の準備期間に設定した。だからなるべく貯金を貯め、英語も上達させ、来年1人でもやっていける位の環境を作りたいと思った。そこを考えた時に出た答えがこれらの今年の目標になっている。
その中で、2年前に所属したチームの練習に参加した。以前所属していたチームということもあり、練習に行ったら監督、オーナー、チームメイトからもすぐにサインをしてほしいとありがたい言葉をもらった。選手としてこんなありがたい言葉はないし、自分の人生でこんなにも自分を評価してくれる事はこれからもないだろう。
契約の話になった。僕は本来代理人がいるから、今までなら契約の話は代理人を通してやってもらっていた。ただ代理人も僕1人だけの面倒を見ているわけではないし、忙しいからオーナーと直接会う事も出来ない。そんな中でオーナーから直接いくら欲しいんだとメールが来たので、僕自身が直接契約交渉をしてみた。初めての経験だった。慣れない英語もたくさん使ったし調べた。英語の出来る友達にたくさん聞いた。自分からも色々条件を言って、相手に有利になっている所は大きいが、初めての交渉にしては頑張った方だろうと自負していた。
ただ、そこが問題の始まりだったのかもしれない。
希望金額を伝えると、自分の要求した額よりも少ないがその代わりに家と仕事を紹介すると言われた。先程も書いた通り、今年はお金も必要だが、英語が学べる環境とローカルの人と一緒に住みたいという思いがあった。なので、少し金額は減る代わりに家と仕事を紹介するという事で契約書にサインをした。家のお金は自分で払うが、僕にとってローカルで働けたりローカルで住む事は、それほど自分にとって大きな経験になると思っていた。
そこまでは良かった。
後日、代理人からオーナーが「ベストは尽くすが100%仕事を紹介出来るかは分からない」と言っていると連絡が来た。
そして気づいた、
もしこれで仕事を紹介してもらえなかったら、ただ自分が提示した額より低い給料でプレーをする事になる。
それは納得できない。
結局家を引っ越しても仕事がなければ貯金も出来ない。というかそもそも契約違反だろって言う話だ。しかし、相手が「交渉の時からベストは尽くすが保証は出来ないと言ったが、お前の英語力不足だ」と言われたら何も言い返せない。だが、僕は拙い英語で家と仕事だけは頼むと何度も頼んだ。実際にクラブのスポンサーの店ならいけると言われ、RSA(オーストラリアで必要なアルコールを売る店でホールスタッフとして働く資格)を持っているかと聞かれたので、持っていないから取るよと話をした。それならいけると言われ、それで合意したのだ。怒りが大きかったが、冷静に考えて今年の目標が達成出来ないのなら他のチームに移籍する方が自分の為になると思い、仕事を紹介出来ないなら他のチームを考えると代理人に伝えてもらった。そしたらオーナーからは交渉がめんどくさいから他の選手を獲ると言われた。
チームは英語もまともに話せない日本人が色々文句言いやがってと思っているかもしれないが、僕にとっては初めて自分で挑んだ契約だから色々と頑張って伝えようと思ったし、今年に賭けていた部分があった。もっと英語を流暢に話せれば良かったのかもしれないが、それでも今の英語力の中ではやりきったと思っていた。非常に残念だが仕方がない。
この時点で自分の中で
外国人は良い奴だが100%は信用出来ない。
という物を確信した。もちろん自分で契約しても上手くまとまることもあるし、相手がすごく良い人で信用出来る場合もある。ただ、海外でサッカーをするという事はこういう事もあると頭にいれておかないといけない。最悪の状況ではあるが、僕は今このタイミングでこれを経験出来た事が良かったと思っている。もしかしたら今年からでもヨーロッパに行けという合図とさえ思っている。
とりあえず先輩に1つチームを紹介してもらえる事になった。前に一度お断りしたのに、また話を通していただき本当に感謝しかありません。ありがとうございます。このチームのトライアルに不合格でも、別に下を向く事はないし、自分をダメなサッカー選手なんて思わない。むしろ新しいトライをするチャンスなんだと思う。
こういった経験はなかなか出来る事ではないが、これが海外でサッカーをするという事だろう。今まで沢山の選手が契約したりクビになったり契約破棄になったりしたと思うが、やっと僕もサッカー選手と呼べる経験をしたのかもしれない。むしろこれからが僕のサッカー選手としての始まりかもしれない。スーパーポジティブではあるが、今年はどうしても次に繋がる一年にしていきたいという気持ちが強い。状況が悪い時こそ自分を見つめ直す良いチャンス。底辺から這い上がる準備は出来ている。
よし、這い上がろう。
長くなりましたが最後までありがとうございました。また何か進展があったら報告します。
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