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よみがえり
いよいよ時節が整った
一世一代の大仕事
或いは稀代の白日夢
三坪程の公園で
跨る思想と滑り台
テイクアウトの珈琲を
ブランコ揺らして冷ましつつ
割引きパンに齧り付く
思慮分別を人並みに
机並べて教われば
夢や望みも程々に
若さが幼さ踏みつけて
老いに若さは揶揄される
思い立ったが吉日と
いざ旅立たんと発奮も
珈琲冷めたら飲み干した
死んで生まれて蘇り
二度と会えない僕だけど
いつまで経ってもやり直し
三坪程の公園で
別に何にもやらずとも
ベンチに腰掛け日も暮れる
少し歩いて行けたなら
きっと誰かに会えるのに
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール