庭造り
雑草と石とゴミとが混ざり合い
日陰のせいで何時も湿っている
何年も何年も放ったらかしにされて
さぞかし辛い事だったろうなぁ
だから何かしなけりゃと思って
矢も盾もたまらず土を掘り起こして
もう何遍それぞれの夜を数えたっけ
たまには少しくらい褒めてくれるかい
自慢出来るモノがあるわけでもなくて
悲しい時もどうして良いのか分からない
人生にケチを付ける事も鼓舞する事も
本当全くどうでもいい事なんだよな
たくさんたくさん花が咲いてくれるけど
たくさんたくさん花が枯れてしまうから
鳥の声と風の音に月の光が鳴いている
綺麗になんて笑えないけど笑顔でいたい
有限の時間と空間にこぼした愚痴なんて
季節が巡れば気にも留めない事だろう
そんな自分の様々を連ね丸めて転がして
このまま生きてみるのも別に悪かない
いつもいつも一緒に居られたならなって
密やかに思うくらいは別に良いだろう
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール