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吾輩は猫

吾輩は猫
名前は幸福
身体のデカさが語り種
殆ど白だが黒もある
誰かの心と似たもんだ

吾輩は猫
彼此齢は二十年
飛ぶ気も失せて転がって
殆ど寝てるが起きている
お前が寝るまで待っている

吾輩は猫
黒くて長いが鍵尻尾
物を取るには丁度良い
殆ど仲間を見送った
最後はお前が見送れよ


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール