恐怖シンパ
ニュースを眺めて他人事
刺激を欲しがる綺麗事
陰口告げ口乗車口
自由を愛する平穏が
自由の為にと自爆する
さんざ奇跡を弄び
今更慈愛を説いたとて
流し続けた血液は
明けない闇を埋めるまで
巷と人を染め上げる
失う事に慄いて
奪い尽くせど戻らない
魂捧ぐ交渉は
神も悪魔も方便に
獣を羨む山の奥
安堵を祈る遭難者
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール