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くるくる回ってさようなら
繰り返される必然も
宇宙が突いた鐘の声
もしくは黄昏枯れ野原
答が無いのは優しさで
唯一と思える風が吹く
見えずに手繰った約束は
遂げる相手もいないから
空気の乾きに張り付けて
枯葉がステップ刻んだら
くるくる回してスパイラル
誰にも告げない秘事を
ぶつくさ語って道の端
重なり合ったら黙り込み
何処に居たって違わない
これが自分と自称する
安全保障の自己催眠
思考は酸欠オンライン
量産迷路の裏通り
疲労にかまける愛しさを
くるくる回してつむじ風
くるくる回ってさようなら
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール