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忘れたよ

か細い三日月秋分の
夜の境目フライング

少しは心に留めるが
思考は常に乱立し

静かな僕の肩叩く
振り向き頷き首を振る

合間に見やる空の隅
とっくに消えた三日月に

声を掛ければ良かったと
邪魔する思考にぼやくのだ

そんな事など忘れたよ
僕も思考も呟いた

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール