信頼
自分の事は分かってる
そんなつもりでお膳立て
根拠も理念も飾り物
信じる事を丸投げの
夢はおちゃらけ晩餐会
お開き間際に青褪める
嘘は路傍の其処彼処
見飽きる程に転がって
バカな奴程嘘が下手
自分を信じてみなさいと
不義理なあざとい優しさに
騙されたい程嘘が好き
自分の事は分かってる
止まらぬ日々に匙を投げ
疑う事に信頼を
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール