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寝坊

カーテン越しに目覚ましが
寝顔眺めて深呼吸
今日の予定のメモ書きを
光に透かして遊んでる

長閑な悪戯過ぎ去れば
途端に世界は様変わり
昨日の続きの指定席
乗りたくないのに座り込む

繋ぎそこねた過去未来
一回きりで構わない
知らない人に道尋ね
聞いたそばから手を振って

大事な事も夢心地
それでも忘れてしまえない
このまま眠りを保存して
心も消えたら良いのにな

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール