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快晴

失くなりそうな空の青
揺蕩う無限の物語
木立は温もり灯しつつ
騒めく風に身を委ね
舞い散り揺れる頸には
小指の契りが反射する

遠退く眼差し追う程に
私はひとつに区切られる
影は消えない落し物
その寂寞を嘆くのも
拙い思考の諦めと
唄を詠んだら興醒める

微笑み作れば幸せに
笑い飛ばせば健やかに
涙に暮れたらデトックス
言われなくとも知っている
虚しさ詰んだら如何なるか
死んでしまうと知っている


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール