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名無し
散々自分を垂れ流す
洒落た皮肉の一つでも
浮かばぬ知性の軽薄に
否定と侮蔑が決め台詞
腹が立ったら傷付ける
悲しくなったら蹴り飛ばす
意味が無いなら屁理屈を
両手と口に貼り付ける
美談や正義を煙幕に
建前ばかりの綺麗事
世界呪わば穴だらけ
穴の数だけ名を付ける
散々名前も幾通り
卑屈な誇りの漂流に
答えが欲しいと喚いても
更々探すつもり無し
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール