縁の下
だいたいこっそりやり過ごす
能ある鷹でもないけれど
兎角とやかく面倒臭い
名前も忘れてしまいそう
やりたい事をやりたいが
辻褄合わせの屁理屈に
心震わすさざめきを
見つけた人はどのくらい
器用貧乏暇を売り
生きてくために出来ること
清廉潔白とは行かないが
そいつを少しは愛さなきゃ
わかっちゃいるけど湯沸かし器
懲りずに何べんやり直し
夜にあぶれて不眠症
昼ははぐれて縁の下
愛してくれたそれぞれと
愛したことなぞ思い出す
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール