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月は満ち行く旅路にて 秋の夜長にタウルスと 空の真中で語り合う 目には映らぬウラノスは 静…
夜がお空に染みる頃 異国に旅立つ太陽に 月のほっぺは照らされて 飛行機雲に擦り寄った 寒さ…
幼子は 波と戯れ 砂遊び 拙さ慕う 生きる瞬き 人として 学び歩けば 型を知り 孕む自由を 説き…
見ず知らずの他人と出会い 同じ時間と暇を食い散らせば 鎌首をもたげる宿命への憧れに ずっと…
四方八方囲まれて とっくに逃げ場はないらしい 一人も目線が合わないが どうやら探りのキラー…
薄汚れた純白の壁に囲まれた 小さな部屋に篭りきり 書き殴った言葉も今は昔と アルバムに綴じ…
白濁の 雲がこぼした 月明かり いくつも影が 落ちてくる だから月なぞ 見やしない 黙った空の 袂には 太さも形も まちまちの 切り絵みたいな 黒い骨 追えないくらいの スピードを その身の裏に 閉じ込めて 毎夜私を眺めては 気付けばとうに 顔馴染み とはいえそこに 慰みの ひとつもあろうはずもなし とはいえそこに 裏切りの ひとつもあろうはずもなし 毎夜私を眺めては どうぞそのまま 黒い骨 毎夜私と会いましょう
もうすぐ満月 それが何日なのか 別に知らない いつだって 世界は動いてる 僕の日常もそう これ…
一時停止の丁字路に ポカリと月が膨らんで 寝ぼけたような鈍い色 滲んだ光の幻が 空気にぶつか…
とても静かな夜だから 君は今頃眠る頃 無駄に起きてる僕だから 夜は一人で語り合う 今日も一…