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30ヶ国・100組以上のカップルから導き出した人生の法則

本日、4月26日で、
36歳の誕生日を迎えました!

しかし!!
心は27歳です!!笑

平等に与えられる1年間という時間を
どのように使っていくのか。

年々、その重みを
ずっしりと感じるようになってきています。

昨日までの1年間に後悔がなかったように、
36歳の1年間(あ、間違えた 27歳 笑)も
後悔がないようにしていきます!

これからも、どうぞ、
よろしくお願いします♪


近年になって、
これまでのオーソドックスと思われていた、

「夫が稼ぎ 妻が専業主婦となる」

構図が崩れてきています。

多くの家庭が共働き

その傾向は
世界の先進国共通です。

ただ、家族の在り方が変わることにより、
従来いた理想的な老後のモデルのようなものを
そのまま参考にできなくなっています。

今までであったら、
自分の親の世代など、
そこら中にモデルがいるため、

これから何が起こるのか
夫婦の関係がどう変化していくのかの
想定がつきやすかった。

一方、
共働きの家庭において、
お互いの関係性がどう変化していくのかは
なかなか実感を伴うモデルが少ないのが現状

そんな、暗中模索の中をカップルで進んでいく。

しかし、もし、
これから起こりうる状況と関係性の変化を
ある程度知ることができたら・・・

今回は、
そんなテーマを記事にします。

この記事は、
メンバーシップであるかげとらさんとの
コラボ記事
です。

かげとらさん×共育LIBRARYの記事を
楽しんでもらえるとうれしいです。



家庭をもつカップルが描くカーブ

ここでは、
結婚しているいないに関わらず、

夫婦やパートナーとの関係性について
大枠を見ていきます。

以前に、
人生には多くの場合、
流れや周期があることを記事にしました。

MBAの成長カーブの法則は、
ビジネスだけではなく
あらゆることに応用できると主張した記事。

これを家族の場合で考えてみます。

結婚するにしろ、事実婚にしろ、
子どもをもつと仮定して、でいきますね。

まず、家族になるのが、
導入期の始まりです。

ここではなだらかな時間が過ぎ、
楽しく平穏な時間
を楽しめるでしょう。

そして、出産。

この辺りから、成長期に入り始めます。

育児は非常に大変だけれども、
子どもはグングンと成長していく。

家族という組織も、
前進している感覚です。

その間は、パートナー同士で
協力体制
の場合が多い。

そして、子どもが児童期を過ぎ、
段々と手がかからなくなってくると、
成熟期に入ります。

ビジネスで言うと、
この成熟期をうまく切り抜けて
再び波に乗ることが、
企業の存続を左右する。

パートナーとの関係も、

成熟期の時に、
子どもの自立後によき関係を築けるか、
熟年離婚のように亀裂を修復できないかが、
分かれると思います。

亀裂を修復できない場合は、
衰退期に入る。

よき関係の場合は、
また新しい成長カーブを描き、
第二の人生を歩むことができるはずです。


パートナーとの関係をチェックする視点

かつては、熟年離婚するカップルの原因は、
父親が働きづめで家庭を顧みなかったことが、
主なものとしてあげられていました。

父親からしたら、

「俺はこんなに家庭のために尽くしたのになぜだ?」

という気持ちなのだそうです。

このようなカップルの関係性は、
Beingの欠落が大きな原因。

かなり初期の頃に、
Doing、Having、Beingの三原則を
記事にしたことがあります。

(久々に見るとめっちゃ見ずらい・・・!!笑)

3つをシンプルに説明すると・・・

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

Doing ⇒ すること・役割
Having ⇒ 才能・容姿・財産・所有物
Being ⇒ 存在価値そのものの

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

となります。

章の冒頭の熟年離婚カップルは、

仕事や家事、
子育てというやるべきことがあり、
旅行なども行ったかもしれない。

だからDoingは満たしていた

マイホームも買ったかもしれないし、
車も所有していたかもしれない。

ある程度のほしいものは、
買ってきたかもしれない。

これはHavingが満たされていたことになる。

じゃあ、Beingは?

それは、
いつも支えてくれていることに対する感謝を、
きちんと言葉にして伝える
ということ。

2人にとって大事な日をきちんと覚えていて
それを心から祝っていること。

毎日の何気ない変化を口にだし、
共感をすること。

ある熟年離婚をした女性の
離婚を決意した決定的な理由は、

「玄関に置いている花を日々変えているのに、たったの一度も気付く言葉掛けをしてくれなかった」

というものだったそうです。

それぐらい、Beingの欠落は
心に大きな穴と亀裂を生むといってもいいでしょう。


デュアルキャリア・カップル

『デュアルキャリア・カップル』という、
2022年に発売された本があります。

この著者は、
従来のカップルがたどっていた
オーソドックスな関係性が変化していることから、

共働きに絞り、
32ヶ国、113組のカップルに
インタビュー
をしました。

そして、
うまくいくカップル、
訪れる共通の危機、
適切なタイミングの軌道修正などの法則を、
本にまとめています。

その本の中から、
幾つかのエッセンスを抽出しますね。

パートナー同士、
両方ともがキャリアをもつ
デュアルキャリアカップル。

彼ら彼女らの人生には、
3つの大きな転換期が訪れるといいます。

以下の3つです。


■ 第一の転換期

第一の転換期が訪れるのは、
転勤、転職、初めての子ども、予期せぬ退職
などのタイミングです。

それまではハネムーン期で、
順調な航海を続けていた。

そして、お互いのキャリア、
円満な家庭、子どもへのよき教育など、
全てを手に入れるつもりでいた。

しかし、
章の冒頭のような予期せぬ変化により
第一の転換期が訪れます。

そういった変化を乗り切ろうとしたときに、
多くのカップルが陥ってしまう罠は、
経済的な判断基準に頼り過ぎてしまうこと。

移住する。
どちらかが育児に専念する。
新しい職を探す。

それらを「年収」といった、
経済に寄り過ぎた軸で考えてしまう。

経済は、
どれだけお金をもっているの指標ですから
Havigに当たります。

やはり、Beingの視点がない。

そして、
育児が終わった後に職をどうするのか、
故郷へ戻りたくはならないのか、

などの長期的な視点が抜けることが
多いそうです。

この時のキーとなる問いかけは、

「どうしたらうまくいく?」

というもの。

対策の例としては、

「2人の協定をつくる」

というものがある。

以下の3つの視点をもとに、
2人でじっくり今後のことを話し合うのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

価値観 → 何が幸せ、誇り、満足か
不安 → 何に対して不安を感じるか
限界 → 地理的限界、時間的限界、在/不在の限界

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

在/不在の限界とは、
家に片方が不在になる時間や期間が、
どれだけなら耐えられるかというもの。

こういったものを予め話しておくと、
お互いの危険サインに気付くことができます。

そのようなことを踏まえて、
どのようなキャリアの選択をするか、
カップルの家事分担をどうするのか、
などを決めていきます。


■ 第二の転換期

ここからは、シンプルに。

第二の転換期は40代が多い。

社会の要求や期待に合わせてきた
これまでの自分の人生を振り返り、

本当に求めているものを追求していく。

お互いの個性化を図る転換期です。

キーとなる問いかけは、

「ほんとうに望むものは何か?」

です。

大事な対策の視点を2つ。

1つ目は、
心理的な労働の負担

肉体的な労働の負担は、
第一の転換期に決める必要がある。

心理的な労働とは、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・感情表現の役目/合理的な計画を立てる役目
・家族全体の前進役/のんびり屋

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

などをどちらが担うか、
という視点です。

家族というものは、
片方が右に寄れば、
片方は左に寄ってバランスを取るもの。

それを話し合う。

2つ目は、
ゼロサムか/ポジティムサムかの視点。

ゼロサムは、
1つのパイを奪い合う形の在り方。

このカップルの間に出てくるキーワードは、
「交換条件」「妥協」など。

ポジティブサムは、
キャリアや個人の選択を
より大きなパイをつくるチャンスとして扱う。

「お互いの利益」

これがキーワードとなります。

当然、
ポジティムサムのカップルが
うまくいくでしょう。


■ 第三の転換期

50代、
退職が視野に見えてきたり、
子育てが終了したりする時期。

職場でも家庭でも、
求められている役目というものが
薄まっていく
のを感じる。

その時のキーとなる問いは、

「いまのわたしたちは何者なのか?」

ぽっかり空いた
アイデンティティの空白を探す旅を、
一緒に2人で考えていく。

代表的な選択肢は・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・再教育と再起動
・フリーランス
・起業
・副業
・社会貢献活動

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

などなど。

2人で熱中できる共通の趣意や、
2人共に探求者となる道を選ぶのです。

詳しくは、
本を手に取ってみてください。


家族サイクル×かげとらさん

かげとらんの家庭は、
奥さんと息子さん1人の3人家族。

息子さんが現在4歳。

一見、
多くの家庭にある忙しくも幸せを感じる時間を
ある突然の出来事が襲います。

混乱の大きな理由のひとつでもあるのですが、突然勤めていた会社がなくなってしまうという悲劇に見舞われました。

倒産っていうやつです。

会社として事業を停止するという発表があってから、自分も含め全社員が即日解雇。

勤めていた会社の突然の倒産

こんな状況にパートナーがなっている時、
あなたならどのような反応を示すでしょうか。

かげとらさんの奥さんがとったのは、
以下のような反応です。

しばらく休んでみては?

再就職するにしても今の精神状態じゃちゃんとした会社探せないし、仕事始めたところでうまくいかないでしょ。

しっかり休んで心も体も整えたところで、今後のことを考えてみては?

その間、家のことやってくれたら私も子どももうれしい。

この一言を言われたら、
どれだけ救われることでしょう

かげとらさんの家庭に満ちている
深いBeingの流れを感じます。

そこからは、
かげとらさんが主夫をやりながら
家の家事を色々と行う日々。

それからまた子どものところに戻ると、一番下の4つめのボタンを止めようとしている最中でした。

「お~、できてるじゃん!」と思わず声を出してしまいました。

最後のボタンをはめ終えて、「できたよ~」と自慢げに見せてきます。

自分と嫁でボタンができるようになってすごいね~と褒めました。

またひとつできることが増えてうれしい我が子でした。

主夫としての家族間の役目をこなしながら、
奥さんと喜びを分かち合う

「共に在る/共有する」

そんなBeingを大事にしている
かげとらさんの家庭なら、
この先の様々な転換期も
乗り越えていくのではないでしょうか。


まとめ

全ての家庭の段階において、
最も大事な行為が、

「相手の話に耳を傾け深い部分まで話し合う」

ことです。

多少面倒くさくても、
お互いの価値観をきちんと尊重し合った上で、
合意の上、家庭という船の舵を切っていく。

すなわち、Beingを大切にする

これは、
全ての人間関係において、
共通のことだと思います。

そんな視点をもちながら、
周囲の大切な人たちとの時間を、
大事にしていきたいですね。


この記事が、
良かった、楽しかった、
かげとらさんを応援したい!と思われた方は、
かげとらさんの記事に、
スキ、コメントをしたり、
してみてください!

お子さんとの温かい日々も
たくさんまとめてくださっています。

共育LIBRARY×メンバーシップの仲間のコラボ記事は、これからも発信していく予定ですので、楽しみにしてもらえるとうれしいです♪


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