【活動報告24 Ron & f ペアリングディナー】
2023年3月15日(水)
福岡県北九州市小倉北区にある
Bistro Chinese RON(ビストロチャイニーズ ロン、中華料理)様にて、
「第16回 ペアリングディナーイベント」を開催致しました。
毎月、定期的に開催させて頂いているイベントです。
今回は、春の訪れを感じる食材を盛り込んだ
入江シェフの「ココロとカラダを元気にす中華料理」のコースに、
お飲み物は「ワインと日本酒」をテーマにペアリングさせて頂きました。
【第16回目のお料理とお飲み物】
最初のお料理は「山菜 鮑」と題して、
春の訪れを感じる山菜を使ったお料理の盛り合わせでご用意致しました。
やわらかく蒸した鮑とその肝と蕗の薹(ふきのとう)を使ったソースを添えたお料理、タラの芽にイカを巻いて怪味ソースというゴマなどを使ったソースを添えたお料理と、2種類を盛り合わせでご用意しました。
お飲み物は、「NV レ・ミ・コート エクストラ・ブリュット - モーリス・ショパン」というシャンパーニュをご用意しました。
ブドウは、シャルドネ 60%、ムニエ 40%で、樽で熟成されたヴァン・ド・レゼルヴを使用しています。そのため、爽やかな酸味はありますが、口当たりはまろやかで、ややコクのある味わいのシャンパーニュに仕上がっています。熟成や樽由来のまろやかな風味が、鮑の肝ソースを受け止め、山菜の苦味がワインの余韻と寄り添います。
次のお料理は「馬肉 お米」で、
馬肉のマリネを温かいおこげにのせて食べて頂くお料理です。
もちろん、そのまま馬肉を召し上がって頂いても美味しいのですが、おこげにのせることでおこげの香ばしい風味も加わり、よりお酒を飲みたくなる一皿となります。
お飲み物は、佐賀の「鍋島 純米吟醸 Blossom Moon (ブロッサムムーン)」をご用意しました。ムーンシリーズと呼べれる限定種で、四季ごとに季節にあった日本酒とのことで、デザインも桜の季節にピッタリです。
ワイングラスに注いでも楽しめそうな華やかな香り、口当たりはまろやかでお米の旨味がしっかりと感じられる日本酒です。馬肉の味わいを包みこみ、おこげの風味にも寄り添うお酒です。
2021 ラモレスカ ロザート - ラモレスカ次のお料理は、「京鴨 林檎」で、ジューシーな味わいの京鴨を北京ダック風に仕上げ、紅くるり大根と林檎、京鴨を合わせて食べて頂きました。
お飲み物は、イタリア シチリアでつくられる
「2021 ラモレスカ ロザート - ラモレスカ」というロゼワインを合わせました。
ロゼワインにしては、濃い色調で、軽めの赤ワインを飲んでいる印象のロゼワインです。酸味はおだやかで、果実味がたっぷりのロゼワインは、京鴨のジューシーな味わいと旨味に寄り添い、アクセントの林檎がグッとワインとお料理を引き寄せます。
次のお料理は、ペアリングディナーで人気の春巻きシリーズです。
「ホワイトアスパラガス ホタルイカ」の通り、春巻きの中にホワイトアスパラガスとホタルイカを入れて揚げた一皿です。
ホワイトアスパラガスがメインで、紹興酒に漬けたホタルイカがソースというイメージです。ホクホクとしたホワイトアスパラガスが評判で、ホタルイカが良いアクセントとなっています。
お飲み物は、福岡県の「レモンバーベナ(クラフトサケ) - リブロム」というお酒をご用意しました。日本酒のつくり、福岡県で栽培されたレモンバーベナというハーブを加えてつくられています。
日本酒の旨味と甘味に、レモン風味のハーブが爽やかさを出している日本酒カクテルのような香り高いお酒です。
春巻きのホワイトアスパラガスの味わいを消すことがないように、爽やかな香りと酸味のあるお酒を合わせました。
コース 5皿目は、「車海老 トマト」で、車海老のチリソースをご用意しました。皆様、お好きな方も多いでのはないかと思う一皿です。
車海老の味わいに、チリーソースの酸味、やや辛味とコクが加わり、クセになりそうなお料理です。
お飲み物は「2018 シークレット ソサエティ ホワイト - ブラック マーケット ワインカンパニー」をご用意しました。
カナダの白ワインで、名前とエチケットのイメージ通り、ブドウを4品種使った日秘密のブレンドという辛口白ワインです。
辛口ながら、熟した果実味がたっぷちで味わい深い白ワインです。アルザスの白ワインを思わせる香りは華やかです。
車海老などの甲殻類との相性、チリーソースの酸味、辛味、甘味にも寄り添い、お料理の風味を消すことなくコース終盤の口の中を爽やかにします。
メインのお肉料理は「牛肉 甜麺醤」で、北京ダックを宮崎牛に代えてご用意した一皿です。牛肉、人参、胡瓜や白ネギなどを薄い生地に、お客様自身で巻いて食べて頂きました。
お客様自身で巻いて頂きますので巻き方や具材の入れ方などで、ひと盛り上がりの時間となりました。
お飲み物は、「2018 ビーニャ・ボニータ - ベルナベレバ」というスペインの赤ワインを合わせました。樹齢90年以上のブドウ樹から収穫されるガルナッチャ(グルナッシュ)というブドウ使った、果実味がしっかりした味わいの赤ワインです。牛肉と甜麺醤の味わいにフォーカスして合わせました。
香りもバラやスパイスを思わせる華やかな香りがあり、爽やかな酸味が凝縮された果実味に輪郭を持たせるバランスで、お料理と合わせても、ワインだけで飲んでも楽しめる赤ワインです。
コースの今回の締めは「ハマグリ ワンタン」とご用意しました。
優しいカラダに染み渡る味わいのスープで、皆様、ハマグリとワンタンもペロッと召し上がって頂きました。
こちらは、カラダに染み渡り、カラダを温める味わいと余韻をしっかり楽しんで頂きたいと考え、お飲み物は合わせずに召し上がって頂きました。
最後のデザートは、「甘酒 生姜」で、甘酒を使ったプリンをご用意しました。
プリンの上の生姜のアクセントが、カラダを温め、甘酒の優しい甘味がホッと気分をリフレッシュさせます。
お飲み物は、「Tengumai Mead」という、アカシア蜂蜜の上質な甘味を加えて、甘口のお酒をご用意しました。飲み方は、ロックでお出ししました。「天狗舞」をつくる石川県の車多酒造さんがつくるお酒で、「Mead(蜂蜜酒)」です。
そのまま飲んでも、ロックにしても、カクテルのベースにしても楽しめるお酒です。
ペアリングディナーでは、お料理や数種類のお酒を順番にお出しするため、お食事の間にリフレッシュできるように水出しの緑茶もご用意しています。
私の故郷である鹿児島県日置市にある春日園さんが生産されている「あさつゆ 有機栽培茶」です。緑茶のほろ苦み、優しい甘味で甘すぎない味わいが、お客様から好評頂き、ご用意させて頂きます。
ペアリングディナーを最後まで、無理なく楽しんで頂けるように、こうしたお飲み物も工夫しながら開催しております。
ご参加頂いた皆様、ロン様、ありがとうございました。
今後も、Bistro Chinese RON様でしか味わえない特別な時間になるように
引き続き頑張ってまいります。
よろしくお願い致します。
次回の日程のご案内です。
「第17回 Ron & f ペアリングディナー」
日時:2023年4月19日(水)
19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
「第 18回 Ron & f ペアリングディナー」
日時:2023年5月17日(水)
19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
「第 19回 Ron & f ペアリングディナー」
日時:2023年6月21日(水)
19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
ご予約は先着順とさせて頂いております。ご了承くださいませ。
ご予約が4名様となった時点で開催致します。
お一人様でのご予約も大歓迎です。
また、ご予約や内容についてのお問い合わせは、Bistro Chinese RON様、
または塚里にご連絡下さい。
皆様のご参加を是非お待ちしております。
f 代表
塚里恭平
ワインを日常に🍷
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