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Vol. 79 「ファクトを掴む重要性」

開いて下さりありがとうございます。宜しくお願いします。


報道番組、ニュースや新聞の見出し、ネット広告など、私たちはあらゆるソースから毎日情報を得ています。

朝学校に行く準備をしている時にテレビから流れてくる天気予報で「今日は日中は晴れ間が見えるものの、夕方から夜にかけて雷雨になるでしょう」と情報が入れば傘を持っていきます。

その際に、私たちの多くは、その情報の信憑性を確かめようとはしません。気象庁の雨雲レーダーを自分の目で確認しようとせず、テレビでお天気キャスターが放った言葉をなんの疑いもなく信用します。

「天気予報ぐらいで何を言っているんだよ」と思うかもしれません。が、天気予報に限らず、多くの人はメディアから流れてくる情報を鵜呑みにし、実際のデータを知ろうとしていないのです。


それが顕著に表れているのが「現在」だと思います。

現在毎日のようにメディアから聞こえてくるのが「新型コロナウイルス」の情報です。毎日決まった時刻になると、「東京都で◯◯◯人感染」「◯◯県では過去最多の◯◯人感染」とスマホの画面に表示されます。

多くの人々は、日に日に増えていく数字だけを見て、「日本はどんどんやばくなっていく」「また緊急事態宣言が出るのか」と恐怖に煽られていきます。


しかし、実際のデータはどうなのか。自分の目でしっかりとデータを見て、正しく読み取って、冷静に考えれば、自分が何をすべきなのかがわかってきます。

マスコミで働いている人々には敬意を持っているし、彼らを悪く言うつもりは全くありませんが、マスコミも仕事をしています。彼らの仕事はいかにインパクトのある情報を国民に届けることができるかというものです。今回のコロナ騒動でインパクトのある情報は、増え続ける「感染者数」。それを大々的に見出しで発信し、国民の興味を引いています。

ここで国民がしなければならないこと、それは「表面上のデータだけに惑わされず、核心のデータを知ること」です。


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図1 ↑これは東京都が公開している、「PCR検査数」「陽性率」のグラフです。

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図2 ↑これも同じく東京都が公開している、「重症者数」のグラフです。


これらのグラフの中で、メディアが最も大きな文字で、大々的に報道しているのは、一番面積が少ない、図1の濃い緑の部分「陽性者数」です。

6月ごろからほとんど直線に推移しているオレンジの陽性率や、初期から数倍にも増えているPCR検査数はほとんど報道されません。

これらのグラフを見て、しっかりとデータを読み取れば、メディアから流れてくる情報によってパニックに陥り、身動きが取れない人々が減るのではないかと思います。少なくとも、状況が極めて悪化している状態とは言えません。


それでも、「まだまだ感染者数は0ではない」、「自分だけ勝手な行動は慎むべきだ」と感じる人は多いと思いますが、もしその考えをコロナ以外の面でしたら、世の中は確実に回らなくなります。

交通事故が0になるまで車は運転しない」、「インフルにかかるかもしれないから東京には行かない」などと理論上は何も変わりません。


データを読み取った上で何を今すべきなのか。それはおそらく「消費活動を増やすこと」です。

政府の10万円給付によって、6月、7月の消費活動は一時的に活発化しましたが、それ以降、感染者数の増加、Go To キャンペーンの混乱により、消費活動はまた減ってきています。


今の日本、世界がより良くなるために、自分自身が何をしなければいけないのか、それを正しいデータから読み取ることは、今後の日本の課題だと感じます。私自身も、常に客観的なデータを読み取ることを意識していこうと思います。


今日も読んで頂きありがとうございました。もし記事を気に入ってくださる方がいたら、是非フォロー、スキ、コメントを宜しくお願いします。


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