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Vol. 73 「楽観主義者と悲観主義者」

開いて下さりありがとうございます。宜しくお願いします。


突然ですが質問です。

「あなたは楽観主義者ですか?それとも悲観主義者ですか?」


自分自身が楽観主義者か悲観主義者かわからない方のために、見極めテストがあるので少し時間をとって考えてみてください。

Q「次の状況を頭の中で想像してください。あなたは目上の人(上司や先輩など)から仕事を頼まれましたが、提示された時刻までに終わりそうにありません。次に、なぜ終わらせることができないのか、その原因を一つ想像してください。あなたはどのような原因を想像しましたか?」



この問いに対する回答が、「自分には能力がないから」「自分は何をやってもダメな人間だから」「自分は落ちこぼれだから」などと、「永続的」または「不特定的」だった人は、悲観主義者だと言えます。

対照的に、「効率の悪いやり方をしてしまった」「気が散ってしまい集中できなかった」「時間配分をミスしてしまった」などと、「一時的」または「特定的」な回答をした人は、楽観主義者だと言えます。


この回答を元に、自分がミスを犯した、失敗した際に、楽観主義者か悲観主義者、どちらが得をするのかを考えていこうと思います。


【失敗した際は、楽観主義者が得をする】


単刀直入に、失敗を犯した際は、楽観主義者の方が得をすることの方が多いです。楽観主義者は先ほどの問題に対して、「効率の悪いやり方をしてしまった」「時間配分をミスしてしまった」と答えており、それは「一時的」で「特定的」です。要するに、「次もう一度チャンスを貰えれば、必ず成功できる」と思っているという表れです。

「次はどうにかできる」と思うことができるので、問題として対処して改善しようという気持ちになります。失敗した時はこのポジティブな気持ちになることが一番大切で、楽観主義者はそれを容易に行えます。

逆に悲観主義者は、失敗を「永続的なもの」「不特定的なもの」として捉えてしまうので、たとえ失敗が小さいものでも、取り返しのつかない大失敗のように感じてしまいます。それから自信を失い、生活の様々な面でパフォーマンスの質を落としてしまいます。


【悲観主義者が悪いわけではない】


失敗を犯した際は楽観主義者の方が得をすると言いましたが、悲観主義者自体が悪いわけではありません。むしろ、悲観主義者であるがゆえに、ポジティブに働くこともあります

悲観主義者は、そもそもの失敗を極限まで少なくすることができます

「防衛的悲観主義者」と言われる人たちは、常に事態の最悪を想定します。就職では「面接に落ちたらどうしよう」「面接時間に間に合わなかったらどうしよう」「適性検査に落ちたらどうしよう」と考えます。それらを全て不安材料として頭に入れ、その原因となる要素を極限まで少なくするために行動できるのが防衛的悲観主義者です。

事前の「準備力」というのは、生きていく上で非常に重要な要素です。


【まとめ】


楽観主義者と悲観主義者のどちらがメリットを多く持っているのかというテーマで書いてきましたが、結論としては、

「楽観主義者と悲観主義者のハイブリットが一番いい」

と言えると思います。物事を始める前には常に最悪の事態を想定してリスクマネジメントを行い、挑戦して失敗した後は楽観的に改善点を探し、解決する努力をする。その繰り返しが大切だと感じます。

私は悲観主義者の面が多いと自負しているので、時には物事を楽観的に捉えることができるように、トレーニングを行っていこうと思います。



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