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当事者から支援者になった私が伝えたいこと。#不登校

私は、小1〜大学一回まで不登校でした。

今は、大学を休学中なので、もう自分の中では不登校というレッテルからは離れることにしました。

あくまでも自分の中の考えというか感覚?みたいなものですが…

そんな私は、1月から不登校の親子の居場所を始めました。

今までは、不登校として支援してもらっていた側。
今は支援者として、不登校の親子の居場所をやっている側。

居場所をやろうと思ったのは、私が不登校だったという理由だけではありません。

アルバイトで障がい児さんと関わり、そこで私なりの関わり方の考えが沢山出てきたからこそ、自分が大事だと思った「安心」の大切さを伝えたいという思いからでした。

それを1番私が伝えられる子たちというのが不登校児だと思ったのです。

自分の経験が誰かの役に立てることが私の目標でもあります。

私が今まで受け取ってきた人の温かさを、人から人へと繋いでいかたい、私だけで止めておきたくないのです。


私が不登校だった時、色んな人に出会いました。

心無い言葉に傷ついたことは何度も…(担任の先生からの言葉でした)

でも、もちろん心温かい人も沢山いて、担任の先生も他のクラスの先生も別室の先生も…

だから、学校の先生をすべて否定したいわけでもないのです。

その他にも、親やおじいちゃんおばあちゃん、どんな人だってみんな優しかった。

私が人で傷ついたのって、実はほんの一部。

でも、その一つが私にとってはとっても大きかった。

その心の傷を癒すには、沢山の人の優しさが必要かでした。

1人でも多くの人に「大丈夫」と言ってもらうことは、自分の安心へとなるのです。

欲張っているのではないのです。

ただ、私が今まで経験してきたことが必要だったたと伝えたいということなのです。

あの頃の私の心の中は、みんなが敵に見えて、親でさえも他人に見えていました。

でも実際は、みんな優しくて、温かくて、それなのにそのことさえ気付けないくらい不安でいっぱいでした。

でも、一人一人の「大丈夫」に安心を感じる度に、不安は消えていき、生きていく上での安心を得たのです。

そうしているうちに、私には味方が増えて、応援して支えてくれる。

その一人一人がそれぞれの役割がある。

背中をさすってくれる人。
ぎゅーっとパワーをくれる人。
何も言わずに見守ってくれる人。
今まで通り関わってくれる人。
声をかけ続けてくれる人。

その全てが「大丈夫」というメッセージだったのです。

決して特別なことじゃなくていい。

小さな一つ一つが私の心の中に集まって大きなかたまり(大きな安心)へと変わっていったのです。

その安心が無かったら、今、生きていないと言っても過言ではないのです。

でもそれって、私だけのことじゃない、誰だって健康な人でも安心は生きていく上で必要不可欠なのです。

それにみんな気づいていないだけ。

みんなきっとどこかに安心があるのです。

でも、心に傷があると、安心は不安へと変わってしまい、生きていく上で必要な行動(食べる・眠る)が出来なくなっていくのです。

それくらい、安心って必要で、大事で大切にしていかなければならないものです。

「大丈夫」というメッセージはどんなことでもいいです。

その子(人)にとって、自分は自分で良い、大丈夫。それを伝えられるができれば、安心はつくれます。

だからこそ、私は居場所を作ったのです。

居場所へ来てくれたお子さんやその保護者さんに、私から伝えられる「大丈夫」というメッセージをその子(人)に合うように一緒に考えていけるように…そんな願いを込めました。

私が出来ること、それは安心という存在を多くの人に知らせることです。

心の中に安心がない子は沢山います。

目には見えなくても、不安が滲み出ている子はほぼほぼだと思います。

だからね、不登校じゃなくても安心を大事にしなきゃいけないことは、みんな当てはまることだと思うんです。

だからこそ、保護者さんも一緒。

自分が不安を抱えているのならば、安心を求めて誰かに助けを求めら良い。

分かってくれる人は絶対いつか現れるはず!

それも、子どもたちも一緒。

助けを求めることは、決して無駄なことじゃない。

「不安なんだ!」

ということは、とても大事なことです。

そして、それに応えられるように、私は居場所を開け続けるのです。

そこに来た人たちの不安を私が安心へ変えれるわけでもない、本人だけで変えられるわけでもない。

私が言いたいのは「一緒に」安心へと変えていけるのがベストだということです。

それは当事者としての経験と支援者としての経験を合わせて考えた結果です。

私が伝えたいこと、その全ては

「安心」

なのです。




心の居場所 toiro〜といろ〜
中西愛


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