大事なことを見逃さないで…
何か、出来ないことがある子どもたちは「甘えだ」「怠けている」などど思ったことはありませんか?
学校に行けない、みんなと同じように出来ない、日常でやらなければいけないことが出来ない、などそれぞれの悩みはあると思います。
でも実際、甘えや怠けではない!ということは私は自信を持って言えます。
様々な状況にある子どもたち、環境や経験・性格・特性から気質など、一人一人違った生き方をしていて、みんな同じではありません。
それでも私が言いたいことはみんなに当てはまります。
なぜなら、自分に出来ないことがある中で、「今のままでいい」と思っている子は一人もいないということです。
誰よりも、やらなきゃいけないこと・行かないといけない場所のことを理解しているのです。
それを、甘えや怠けと思っているのは、大人の感覚なのです。
子どもは、どんな大人よりもいつも前を向いて日々成長しようと頑張っているのです。
その頑張りに、まずは注目してあげてください。
ではなぜ、私がそう言い切れるのか…
それは、子どもは「ズル」を知らないからです。
もし、子どもがズルをしていたとしても、それには必ず理由があると思います。
大人の様に、自分の為だけのズルはないはずです。
いつも、子どもたちは大人の顔を伺い、自分の思いと向き合い、そんな中でそういったことがあると思いますか?
本当に、子どもたちは大人の想像する以上に、色々なことに頭を回転させているのだと思います。
そして、その頭の中にあるのが、「不安」なのです。
その「不安」を見逃してはいけません。
不安は、安心を奪います。
その安心が無くなると、人は動けなくなります。
そう、それが子どもたちの「出来ないこと」となっているのです。
学校に行けないのは、その子の中にある安心が欠けて不安が心の中を占領しているのです。
何かできないことがあるのも、不安があり、その子の頑張り不足ではないのです。
そして、大事なのは「安心」は心のアクセルであって「不安」は心のブレーキであるということです。
行けない・出来ないのは、心にブレーキがかかってしまっているからです。
でも、もっと大事なのは、その不安は子ども自身が作るものではないことです。
不安は、環境が大きく関わっています。そして、その環境をつくっているのは大人であるということ、を沢山の大人に理解してほしいです。
だからこそ、今、一番動き出して欲しいのは、大人なのです。
子どもの心に「安心」を作ること…
それが一歩目に出来ることです。
ぎゅーって抱きしめてあげること、話を聞いて共感すること、とにかくあなたの見方であることを伝え続けること、どんなことでも、まずは自分だったらどんなことが安心なのかを考えてみてください。
一見、それが関係あるのか分からないこともあるかもしれません。
でも、きっとその「安心」ということを知ってさえいれば、子どもたちは変わってくるはずです。
そんな、私が伝えたかったことでした♪
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