聞き返し方のコツ【APD】【聴覚情報処理障害】
APDの人は聞き取るのがとっても苦手。
だから、なんて言ったかわからなくて
聞き返す機会が多いと思います。
「聞き返しが多くて会話が嫌になる」
「聞き返したときに嫌な顔されるのがつらくて聞き返せない」
APD漫画の書籍化に向け、
APD当事者の皆さんにご協力いただいたアンケートの中で、
こんな答えがたくさんありました。
そこで、ささいなことですが、
こういうことを気を付けるとコミュニケーションが上手になるよ、
というポイントをお伝えしたいと思います。
イラストの右側のように
「わかんなかったからもっかい言って」
は単刀直入なんだけれど、
言われる人の立場になるとモヤモヤしませんか？
今言ったことをもう一度全部言う手間がわずらわしいと感じたり、
聞いてなかったの？という疑問もわいてきますよね。
けれどイラストの左側のような言い方だとどうでしょうか？
今言ったことをもう一度言う手間は同じだけれど、
それが全部ではなく一部だけだし、
ちゃんと話は聞いてくれていたんだね、
という安心感を与えることができると思います。
コミュニケーションって、結局相手への思いやりだと思うんです。
「こうされたら嫌かな？」
「こう言ってもらったら嬉しいかな？」
そりゃもちろん、他人の心の中はわかりません。
こちらがよかれと思ってしたことが裏目にでることだってあります。
けれどそういう優しさや思いやりというのは、
ちゃんと相手に伝わるものなんです。
逆に相手を大切にしない心も伝わってしまっている。
APDに限らず、「思いやり」の心って大事だなぁと思います。
皆さんの身の回りではいかがでしょうか？
心当たりありませんか？
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