5年後に退職する新卒サラリーマン【第四章】 (23)
第一章 <激動の就活編> は、こちらから。
第二章 <戸惑いの新入社員研修編> は、こちらから。
第三章 <空前絶後の広島出向編> は、こちらから。
海外駐在員に選ばれるための極意は、とにかく社内で目立つこと、そして、会社の偉い人たちに個人的に気にいられること。
人事は、優秀な人・仕事ができる人が評価されて順当に選ばれるわけではなく、戦略的にタイミングよく意思決定者に顔を売った人が上に行くシステム……。
波多野先輩が語ったキャリア論は、25歳の安斎には、かなり衝撃だった。
別に私は「意識高い系」ではないが……
なんとなく、会社のエース集団である「海外駐在員」とは、社内で最も優秀で、仕事ができる人たちだと思っていた。そういう「あこがれ」を感じていた。
しかし、その実態は「偉い人に気に入られたもん勝ち」??
つまり、社内のゴマスリに成功した者たちの集まり??
本当にそうなのだろうか?
サポートいただいたお金で「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひサポートをお願いいたします。