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No.14 - 仕事のほとんどは「自己満足」に過ぎない


こんにちは、安斎響市です。

ちょっと前に、こんなツイートがプチバズりました。



つまりは、こういうことです。

  • 仕事の「やりがい」などというフラフラした曖昧なフィーリングを、職場選びの判断基準にするんじゃねぇ

  • そもそも、給料がある程度良くないとさ、「やりがい」なんて結構どうでもいい話なんだよね


私は、これ、めっちゃ真理だと思っています。


「やりがい」推しのベンチャー企業とか、未だに沢山ありますけど、ぶっちゃけ、28歳 年収350万円 で「やりがい」などと言われても…… と私は思います。

別にベンチャー企業に限った話ではないんですけど、自分が好きなことを自由にできるくらいの安定収入がないと、もはや「やりがい」もクソもないですよね。


だって……

年収1,600万円の人が、自分のやりたい仕事を実現するために、年収1,300万円に下げて転職する、とかならあり得ますけど、

年収600万円の人が、仕事のやりがいのために年収300万円の会社に転職する、は基本的にあり得ないですよね。そんな人は、この世にほぼ存在しないと思います。

同じ「マイナス300万円」でも、全然意味が違います。

最低限のお金が確保できているかどうか、という問題に比べたら、「やりがい」なんて、結構どうでもいいんですよ。



以上を踏まえたうえで、そもそも「仕事のやりがい」って何だろう? というのが、今日のお話です。



仕事のほとんどは「自己満足」に過ぎない


すでに述べた通り、仕事において、「やりがい」は必須ではありません。

この世の中のほとんどの会社員にとって、仕事とは、「お金を稼ぐための手段」です。お給料がゼロだったら、誰も仕事なんてしないでしょう。

当たり前ですが、「お金を稼ぐ」という目的が大前提にあるのです。お金関係なしに、「やりがい」のためだけに仕事をしている人なんて、ほとんどいないでしょう。親から会社を継いだ創業一族の二世社長で一生安泰の人とか、そういう限られた人たちだけだと思います。

極論、「やりがい」がなくても、仕事は成立します。

自分が仕事をして、会社が給料さえ払ってくれるのなら、もうその時点で「お金を稼ぐための手段」としての仕事は、一通り完結しています。



じゃあ、「やりがい」って何?

と言えば、

私は、仕事の「やりがい」とは、単なる「自己満足」だと思います。

会社員にとって、仕事の内容の良い悪いとか、仕事で成果を出したとか出してないとかって、ほとんど「自己満足」です。


「会社に貢献しているから、給料を貰えている」わけではない


先ほど、会社員にとって仕事は「お金を稼ぐための手段」だと言いました。


では、会社にとっては?
社員を雇うのは、自社のビジネス拡大のために、「労働力を確保するための手段」である…… まあ、表向きはそうでしょう。


でも、

  • 自分の労働力を提供する代わりに、会社から毎月お給料が出ている

  • 会社の利益にきちんと貢献しているから、一定の給料を貰えている

と、本気で思いますか?



それは、嘘です。

「会社への貢献」と「給料の支払い」には、ほとんど関連性がありません。


だから、仕事のほとんどは「自己満足」に過ぎないと言っているんです。



いいや、そんなことはない! 自分は会社のビジネスに明確に貢献をしているから、お給料を貰えているんだ!! と思いますか?

ちがいますよ?
全然ちがいます。



だって、

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