<第151回> 社内昇進前と昇進後、どちらの方が転職は有利ですか?
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
初めまして、28歳電気エンジニアです。
来年度、年次で昇格する予定で年収は100万円程度上昇する予定です。
今の職場はカレンダー通りの休みで仕事内容も特に不満はなく、3年程度現職場の予定です。しかし他職場がシフト制で今後の将来に不安があり転職を考えています。
転職サイトでは現職と同程度から少し上がった年収を提示されています。30歳の壁もよく聞く話だとは思いますが、年収を上げてから転職した方が年収アップは望めるものなのでしょうか。
ポイントを絞ると、こんな感じですかね。
現職は、今後3年以上の長期で見ると部署異動などの不安がある
来年以降、年収を上げてから転職するのと、今の時点で転職活動をするのだと、どちらが年収アップに有利か?
はっきり言ってしまうと、「社内の他の部署がシフト制などで、将来的にそこに移る可能性があるのが嫌だ」という理由で転職を考えるのは、ちょっと焦りすぎな気はします。
いずれにしても3年くらいは今の職場なら、3年後にあらためて考えればいいんじゃないのか… という気もするのですが、まあ、その辺の価値基準は人それぞれなので、今日はその話は一旦置いておきます。
本題としては、「社内昇進前と昇進後、どちらの方が転職は有利か?」という内容です。
「転職後の年収」は、何で決まるのか?
まずは話の前提として、転職活動をして内定が出た後にもらえる年収オファー金額はどのように決まるのか? という背景を把握しておく必要があります。
主なパターンとしては、次の2つです。
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