ビジネススクール出身の経営者が就任すると賃金が低下し売り上げなどの業績には変化がない。

概略

MITのDaron Acemoglu教授らの研究成果です。
米国とデンマークの企業が調査対象です。
1.MBA教育を受けた経営者になると賃金が低下し、労働分配率が低下する。
2.生産高、投資、雇用の増加を享受できません
3.ビジネススクール出身者は、利益を従業員と共有するという思考ではない。
4.ビジネス教育で獲得された実践と価値観の因果関係によるもの
5.そのうちの一つが株主主権主義の影響
6.もう一つがreengineer corporations  (Hammer and Champy, 1993)
7.上記が考えられるが5と6は検証できていないので解釈

ここで3名の研究者は、ビジネススクール教育とは、労働分配率を下げることが目的なのか?と問いかけています。

概略動画


字幕を自動翻訳→日本語に設定すると、ほぼほぼ内容に沿った日本語が出てきます。(一部<非経営者>はビジネススクール出身ではないの誤訳ですが)

1.MBA教育を受けた経営者になると賃金が低下し、労働分配率が低下する。

任命後5年以内
米国では賃金が6%、労働分配率が5%ポイント、デンマークでは3%、3%ポイント減少した。


問題は、デンマークは米国に比べて労働者が守られているのに・・・

もう 1 つの主要な関係は経営コンサルティング

Daron Acemoglu教授による講義動画


Daron Acemoglu教授らの論文

https://www.nber.org/system/files/working_papers/w29874/w29874.pdf

う~~ん考えさせられる

株主主権主義とリエンジニアリング思考

関連する書籍としてはショックドクトリンに書いているシカゴボーイズではないでしょうか。

今回紹介のWorking PaperはDaron Acemoglu教授の最新刊に関連しています。
またの機会に紹介したいと思います。

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