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作って良かった:コロラド橋本店のスパゲッティ野菜サラダ

学生時代にバイトしていたコロラドという喫茶店で当時人気だった、スパゲッティ野菜サラダが無性に食べたくなり、往時を思い出しつつ作ってみました。

平成後半から令和になった今時なら冷製パスタもよく見かけるメニューになりましたが、このメニューがあったのは、喫茶店全盛期の昭和50年代のことです。いま振り返ってみると、それって結構凄いことだったんじゃないかなーと今更ながら思います。

このスパゲッティ野菜サラダは昔から通常メニューには載っていなかったので、おそらく橋本店のオリジナルメニューだったろうと思います。メニューのお知らせは店内に飾ってあった料理写真と手書きの説明のみでした。

平成以降、橋本駅への京王線乗り入れとそれに伴う再開発で、駅前にあったコロラド橋本店は閉店してしまいました。一時期店主の息子さんが近くでカフェをやっていたらしいのですが、そこも閉店してしまったらしく、いまとなっては幻のメニューになってしまいました。

私自身、大好きでよく食べていましたし、バイト中、仕込みや盛り付けをする姿をよく見てもいたので、30年以上振りのかすかな記憶を頼りに、まあまあなんとかそれらしいものが作れました。味の再現度はさておき、今後もリピートする時の為に、作り方をここにメモしておこうと思います。

<材料:1人分>

パスタの他には、ハム(2枚)、たまご(1/2個)、きゅうり(1/2本)と、レタス適当にキャベツ2枚、トマト適当があればほぼ出来ます。他の何かをのせても良いのですが、コロラド風にするにはこれが最低ラインかなーと。

基本的には野菜サラダの材料があればOKな感じです。後はお好みで。
後は、中華か和風ドレッシングとシーザーサラダ用かコールスロー用のドレッシングがあればすぐ出来ます。無ければドレッシングは自作してください。シーザードレッシングを自作するのは実は案外簡単で、マヨネーズと酢と砂糖に塩胡椒があればベースは出来るので、大抵のご家庭でも無理なく作れるんではないかと思います。

<作り方>

1)パスタをアルデンテより1〜2分多めに茹でます。茹でた後、一度水でしめたら冷蔵庫で冷やしておきます。(冷やさずすぐ作ってもOK)
パスタは細いカッペリーニやスパゲッティーニではなく、スパゲッティがオススメです。昭和感のある太め推奨で。

2)卵を固茹でにして冷まし、お好みサイズに切ります。

3)ハム、きゅうり、トマトは適当に食べやすいサイズにします。キャベツは細い千切りで。にんじんを足すのもありです。

4)和風(中華)ドレッシングとシーザーサラダドレッシングを作ります。面倒なら市販品で代用してください。
和風(中華)ドレッシングはごま油入りを。面倒ならごま油と塩胡椒、醤油だけでも良いかと思います。使う量はほんの少しなので。
シーザードレッシングはさっぱりめが好みならチーズ無しがオススメです。にんにくや玉ねぎのすり下ろしを入れるとなおよし。セロリのみじん切りやレモン汁、ヨーグルトもあれば、さっぱりしてなお良いかと思います。

5)茹でたパスタをボールに入れ、和風(中華)ドレッシングを少しだけかけて和えます。こうするとパスタがくっつかなくなり、ゴマ油が良い風味にもなります。少しの塩味と油でコーティングするのが目的なので、かけ過ぎ注意。

6) お皿にレタスとキャベツを盛り付けたら、パスタをのせ、適当に野菜を盛り付けます。最後にシーザードレッシングをかけたら完成です。

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コロラド橋本店のドレッシングは手作りした自家製で、何種類かの香味野菜も入っている、とても美味しいものでした。ランチセットに付いていたサラダのドレッシングとしても使われていました。

パスタに絡める和風っぽいドレッシングも自家製で、塩分はそれほど強くなく、いつも盛り付ける直前に和えていたので、ごま油の良い香りに食欲がそそられました。

それらを完全に再現するのは到底無理だとしても、考え考え作ったドレッシングはまあまあな再現度で、それなりに美味しい一皿になりました。ドレッシングが好みの味に出来れば、このパスタは失敗しないと思います。

野菜サラダもハムもパスタも、マヨネーズ主体のシーザードレッシングとは合うに決まっている鉄板の組み合わせばかりです。なので、みなさんも味の想像は大体つくんではないかと。つまるところ、マカロニサラダをさっぱりさせたサラダパスタなんですよね。こってりが好きな人なら沢山チーズをかけてもきっと美味しいと思います。

にんじんその他、他の野菜を入れるも良し、野菜を沢山のせるなら、パスタ量は通常より減らすくらいでちょうど良いんではないかなーと思います。

良かったらお試しあれ😄。



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