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「即レスが、チームの推進力を5倍にする」という話。

久々に、個人のnoteを再開してみました。

メドレーに入ってからは、コンセプトごとに会社のWantedlyブログを開設して採用や広報、マネジメントなどなどについての発信をしてきたんだけど、「これは100%会社の意見と同じじゃないかもな」とか「そもそもただの個人的な意見だな」みたいなこともテーマとして徐々に出てきたので、場所を分けることにしました。

いろいろなブログについて良し悪しを聞いてみたんだけど、「今はnoteがおもしろいよ」といろいろな友人から聞いたので、もう数年更新していなかったnoteを久々に開きました。

さて、今回のお話は

今回は、主に会社やチームをマネジメントする立場のある方向けのお話です。

よく、ものの本、特にマネジメントや経営の本を読むと、
「意思決定者は意思決定することが仕事」
「即断できるように意思決定力を鍛えよ」
「即断できない人や会社は競争に負ける」

みたいなことが書いてあるなぁと思います。

それはそれでもちろん大切なことだと思うのですが、そうはいっても、いつでもどんなテーマでも即断即決できるほど、自分が成熟していない場合もあるわけですよね。というか、ほとんどがそういうケースになってしまうことが実際だと思います。

で、この経営者やマネージャーが「即断できていない」状態の時に、意外にいろいろな本でも触れられていない点があるなといつも思っています。それは、

「状況がどうなっているかわからない状態のチームは、パフォーマンスが落ちる」

ということです。

リーダーから指示を受けたメンバーの頭の中はどうなっているか

例えば、リーダーがメンバーにある指示を出して、これを検討して欲しい、という話をしたとします。期限内にそのメンバーは、指示に基づいて自分なりに考えた成果物を出しました。

その場で見てレビューしてもらえればいいですが、お互いが多忙だと、オンラインでその受け渡しや確認をすることも増えてくるでしょう。そして、リーダーがその内容について、受け入れるかどうかの是非を決めかねていたとします。

この場合の部下の脳内は、実は

「あの提案、どうなっただろう」
「あれでよかったのかな?」

ということに、思いの外支配されています。
これは意識的ではなくとも、無意識的にかなり脳が気になっている状態を作ってしまっている。

そして、リーダーから「確認します」といってそのまま返信がないと

「あれ、まずかったのかな?」
「どこがまずかったんだろう?」
「うーん」

というように、頭の片隅にある、どうだったんだろう、という、考えてもどうしようもないことに支配され続けてしまう。そうすると、発想する力や次のチャレンジにフレッシュな頭で取り組む力が弱くなってしまいます。

これが1人ではなく、例えばチームに10人くらいのメンバーがいた場合、リーダーがこういうやり方で「溜め込み」をし続けると、10人のモヤモヤさんを作ってしまうことになります。

リーダーには自覚がない

特にベンチャーでは、成熟していない、経験も浅いメンバーでがむしゃらに頑張る必要があるので、こういうところでもったいないロスをしている余裕なんてないはずなんだけど、実はリーダー側がそうさせているということに気づいていない。

そして、フレッシュじゃない状態の人に対し溜め込んだ結果のダメ出しをすることでさらにその状態が悪化していく、という負のスパイラルが起こってしまいます。

自分にもこういうことをしてしまった経験がたくさんあるし、実は周りでも非常によく見る現象です。気を抜いているとそういう状態を作ってしまうことが今の僕にもあります。

ではどうすればいいか。

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