梶恭輔@コーチング中毒

経営学修士MBA/(一財)生涯学習開発財団 認定プロフェッショナルコーチ。副業でビジネ…

梶恭輔@コーチング中毒

経営学修士MBA/(一財)生涯学習開発財団 認定プロフェッショナルコーチ。副業でビジネスパーソン向けのコーチングをしています。 https://coconala.com/users/3192313 https://twitter.com/shinkuboyasu

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1on1で「理想の姿を明確にする」ことの重要性

1on1は、個人の成長や成果を最大化するための強力なツールです。このプロセスで特に重要なのが、「理想の姿を明確にすること」です。理想の姿を定義することは、目標設定やモチベーション向上に大きな影響を与え、成功への道筋を具体化する助けとなります。本記事では、1on1において理想の姿を明確にすることの重要性と、そのための具体的なステップについて探ります。 理想の姿を明確にすることのメリット理想の姿を明確にすることには、以下のようなメリットがあります。 目標設定の明確化: 理想の

    • 上司の質問力がすべて…部下の成長を促進する1on1

      1on1は、上司と部下の関係を強化し、部下の成長を促進する絶好の機会です。1on1は、単なる業務報告や指示の場ではなく、部下の成長を支援するための重要なツールとなり得ます。しかし、その効果は上司のコーチング能力に大きく依存しています。この記事では、1on1が部下の成長にどのように寄与するのか、そして効果的なコーチングを行うために上司がどのような質問をすべきかについて詳しく探ります。 1on1は部下が成長するチャンス1on1は、部下が自分の考えや感情を自由に表現できる場です。

      • 1on1の空気をガラッと変える『刺す』問い

        1on1ミーティングは、上司と部下が定期的に顔を合わせ、信頼関係を築く重要な場です。しかし、業務の忙しさに追われる中で、これらのミーティングがただの報告の場に終わってしまうことが多いのが現状です。この問題を解決する鍵となるのが、「本当はどうしたいの?」というシンプルかつ強力な問いかけです。この問いは、部下の深い内面にアクセスし、1on1ミーティングを革新的な対話の場へと変える力を持っています。 コーチングの基本理念コーチングは、部下が自らの目標や価値観を明確にし、それに基づ

        • コーチングでモヤモヤを解消し、前に進む力を手に入れる

          日々の生活の中で、なんとなく「モヤモヤ」した気持ちを抱えていることはありませんか? そのモヤモヤが、思考や行動を鈍らせ、目の前の問題解決や目標達成を妨げているかもしれません。しかし、このモヤモヤを一人で解決するのは難しいことが多いのです。そこで、コーチングが効果的な解決策となる理由をご紹介します。 モヤモヤが行動を阻む理由まず、モヤモヤした気持ちがあると、次のような問題が生じます: 思考がクリアにならないため、決断力が鈍る どこから手をつけていいのかわからず、行動が滞る

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        • コーチング
          52本

        記事

          人が悩みを持ち、モヤモヤした感情になる理由とコーチングの活用

          誰もが悩みやモヤモヤした感情を抱えることがあるはずです。脳科学の観点から見ると、この感情は複雑な神経メカニズムと深く関わっています。本記事では、脳の構造と機能に基づいて、人が悩みを抱え、モヤモヤした感情になる理由を探るとともに、それらの感情を晴らすためにコーチングがどのように役立つかについて紹介します。 悩みとモヤモヤの生理学的基盤1. 扁桃体の役割 悩みやモヤモヤした感情の多くは、脳内の扁桃体に関係しています。扁桃体は感情の処理に重要な役割を果たし、特に恐怖や不安といっ

          人が悩みを持ち、モヤモヤした感情になる理由とコーチングの活用

          コーチングにおけるレセプターの重要性

          レセプターという言葉は、生物学の用語として知られ、細胞が情報を受信する器官を指します。受容体、または受容器とも呼ばれるこのレセプターは、細胞間のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。人間の細胞は、他の細胞から送られてくる情報を受け取り、それに基づいて反応しますが、その際に必要なのがレセプターです。 レセプターの役割と特徴レセプターの特徴は、単にやってくる情報を受け取るだけではなく、特定の情報だけを「選択的に受け入れる」点にあります。これは、細胞が無数の情報の

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          モヤモヤを晴らし、前に進む力を得る:コーチングの力

          現代社会では、多くの人々が多忙な日々を過ごし、様々な悩みや課題に直面しています。ビジネスシーンでも、プライベートでも、何かしらの「モヤモヤ」を感じることが少なくありません。この「モヤモヤ」は、行動を阻害し、成長を妨げる要因となります。しかし、このモヤモヤを晴らすことで、前に進む力が湧き出し、さらなる成長を遂げることができます。 モヤモヤが行動を阻害する理由モヤモヤとは、明確でない不安や悩み、漠然とした疑問や迷いのことを指します。このような状態にあると、人は行動を起こしづらく

          モヤモヤを晴らし、前に進む力を得る:コーチングの力

          ネガモードに陥ってしまっていた社員に対する1on1コーチング実例

          1年ほど前、直下の部下ではなく、斜め(他部署)のメンバーに対して、その上司から一度コーチングして見てもらえないかと言われてやったことがあります。具体がわからないように多少デフォルメしているところはありますが、コーチングがどういうものかをイメージしてもらいやすいように、やり取りを再現する形で紹介します。 シーン:ややネガティブなモードに入ってしまっている澤田さん(仮名)とのコーチングセッション セットアップコーチ: 「澤田さん、こんにちは。今日のコーチングセッションを始めて

          ネガモードに陥ってしまっていた社員に対する1on1コーチング実例

          部下との1on1では「ノンバーバル」に注目してコーチングしてみよう

          部下との1on1ミーティングでノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)に注目することで、より深い理解と共感を生み出すことができます。本記事では、ノンバーバルコミュニケーションの重要性と具体的な活用方法について紹介します。 ノンバーバルコミュニケーションの重要性ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉以外の方法で伝える情報のこと、具体的には、口調や語調の強弱、トーン、視線、表情、身振り手振り、姿勢などボディランゲージのことです。 研究によれば、コミュニケ

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          1on1でオープン・クエスチョンを効果的に活用する

          1on1ミーティングの目的は、個々の成長や目標達成をサポートすることです。1on1においてオープンクエスチョンを効果的に活用できるようになると、対話を深め、相手の本音や真の意図を引き出すことができます。本記事では、オープンクエスチョンの重要性を具体的な事例とともに解説します。 オープンクエスチョンとはオープンクエスチョンとは、Yes/Noで答えられない質問のことです。これに対して、クローズドクエスチョンはYes/Noで答えられる質問です。例えば、「最近のプロジェクトはどうで

          1on1でオープン・クエスチョンを効果的に活用する

          部下との1on1におけるコーチングスキル:オートクラインの重要性

          1on1ミーティングは、上司と部下が直接対話する貴重な機会です。この場を活用して部下の成長を促し、モチベーションを高めるためには、効果的なコーチングスキルが必要不可欠なわけですが、その中でも、「オートクライン」という概念は、部下自身が自ら気づきを得るための強力な手段となります。本記事では、オートクラインの重要性と、それを1on1においてどのように活用するかについて解説します。 オートクラインとは?オートクラインとは、自分が話した言葉を自分で聞くことによって、自分が考えていた

          部下との1on1におけるコーチングスキル:オートクラインの重要性

          メンバーとの1on1、あなたは「アクノレッジメント」できていますか?

          日々の1on1ミーティングは、メンバーの成長と信頼関係を築くための重要な時間です。この時間を有効に活用するために、「アクノレッジメント(認識と承認)」は欠かせない要素です。みなさん、ちゃんとこれできていますか? アクノレッジメントできている1on1とできていない1on1では、その質に大きな差が出てきます。しかもこれ、結構意識してやらないと難しい……。この記事では、1on1ミーティングでのアクノレッジメントの重要性、その方法、具体的な実践例について詳しく説明したいと思います。

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          その悩みはゴールに対してどういう意味を持ちますか?

          「その悩みはゴールに対してどういう意味を持ちますか」という、一見してややこしいこの問いかけが、実はビジネスパーソンが直面する課題に対して、一筋の光を投げかける魔法の言葉であることをご存知でしょうか。 ある日、A君は、新規プロジェクトのリーダーに抜擢されました。このプロジェクト、成功すれば星の数ほどある部署の中でも一際輝くことになるし、失敗したら、まあ、それはそれで星の数ほどある失敗談の一つに名を連ねることになる。ただ、このプロジェクト、タイトなスケジュールと複雑怪奇な要件で

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          異なる視点で開かれる可能性: 上司の目を通して見ることの力

          こんにちは、しんくです。今日は、「異なる視点で開かれる可能性: 上司の目を通して見ることの力」というテーマで、私たちが日常のビジネスシーンで直面する課題について考えてみたいと思います。特に、自分の行動や選択が上司や周りの人々にどのように映っているかを理解することの重要性に焦点を当てます。 自分の行動を上司の目線で見る 職場での成功は、自分のアイデアや提案が受け入れられることだけに限りません。それらがどのように受け取られ、評価されるかも同様に重要です。ここで、「それを上司か

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          1on1で陥りがちな失敗パターン3つとその克服方法

          私は12年以上、定期的にさまざまなメンバーと1on1をしてきました。とてもうまく行った1on1もあれば、全く盛り上がらずダメダメな1on1もありました。今でこそ認定プロフェッショナルコーチの資格を得て、半年後にはPCCを取得するというところまでコーチングレベルを上げてこれたため、1on1がうまくいかなかったというケースはほとんどなくなりましたが、最初の頃は失敗することも多かったのです。 どういう時に失敗しやすいのか、1on1のアンチパターンとでも言うべきあるあるな3パターン

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          ビジネスパーソンのモヤモヤ解消への一歩〜コーチングを活用

          日々、ビジネスパーソンの皆様にコーチングをしていて、ほんのちょっとした問いかけだったり、思考のきっかけを与えることで物事がクリアになっていき、解決に向けて動く様を見ていると本当に嬉しい気持ちになります。 目標達成へのプレッシャー、キャリアの不確実性、時にはチームの管理に関する悩み…これらは私たちが日常的に直面する課題です。仕事の成果に自信が持てなかったり、将来のキャリアパスに不安を感じたりすることは誰にだってあると思います。そんな時、私たちはしばしば「モヤモヤ」とした感情を

          ビジネスパーソンのモヤモヤ解消への一歩〜コーチングを活用