管理職として他人の人生に直面する難しさ。

私は今年から管理職になりましたので、会社の様々な研修を受けることになります。

今週の研修は人事制度がメインでしたが、その時に「管理職は良かれ悪しかれ部下の人生を変える力を持つことになります」と言われました。

もちろんわかっていることなのですが、話や文字で読むだけでなく、具体的に部下を目の前にして、話している中で各人の状況を目の当たりにすると、やはりその重さを改めて感じます。

総合職、一般職の立場の違い
家庭事情、介護、育児
使命感の持ち方
正義感の持ち方
自尊心の感じ方、満足するポイント

勿論どれが正解ということではなく、違いがあるということでしかありません。

そんな中、今置かれた事業環境、忙しさ、会社からの期待、仕事のアウトプット、それらが個人の環境に噛み合う可能性は低い状況。

私はマネージャーとしてチームでアウトプットを出さねばいけない立場ではありますが、我々がやらねばならぬことや指示したことの根拠は説明したとしても、こちらの立場だけで部下に話しても当然何の解決にもなりません。

かといってこちらが部下の置かれた状況をつぶさに理解するのにも限界があります。

今は事業環境が非常に苦しく、仕事のやり方、事業の方向性が大きく変わるタイミングです。
それによって今までと結論の変わる仕事もありますし、作業内容にも変化が起こり得ます。正直、試行錯誤の連続で、最短距離で仕事をすることはできません。

こう言った変化と、部下の人生における環境がうまくシンクロするわけもなく、いままでバランスしていたものや耐えてきたものが揺らいでしまいます。

現時点できることは上司部下ですり合わせていくしかなく、お互いの困りごとを打ち明けて少しずつ手段を話し合うことしかありません。

私は年初から1on1を全員と毎週1時間取っています。部下からの相談タイムではなく、私が部下に相談することもありますし、ザツダンすることもあります。そこでまずは聴きながら変化を掴んでいくしかありません。

正解はないですし、正解を作ろうとしてはいけないと思っていますが、諦めずに会話を続けようと思います。

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