日焼け後はアフターケアが命！症状別対処法とおすすめアイテムを紹介
💡本投稿はキャリアスクール「SHElikes」の課題として執筆しました。フィードバック後の訂正や、note掲載のため一部リライトを行い掲載しています。
夏目前！アウトドアレジャーが増え、ウキウキする季節の到来まであと少し。ただ……同時に紫外線が増え始める季節でもあります。
年々強烈になる紫外線。対策をした上での“ウッカリ日焼け”でも、肌には強いダメージとなります。日焼け後は早急なアフターケアが命！本記事では、痛い・赤い・皮むけなど、症状別の対処法をお伝えしていきます。
赤みはお肌のSOS！“赤い日焼け”のアフターケア
紫外線を長時間浴びてしまうと、肌が徐々に赤みを帯びてくる方がいます。
そのような日焼けのことを専門用語で“サンバーン”（SUNBURN）と呼びます。 赤みの正体は“炎症”です。日焼けした赤い肌は、紫外線により皮膚がやけどを負った状態。早急なアフターケアが必要となります。
症状の度合いはその人によってさまざまですが、するべき処置としては、まず「冷やすこと」です。患部をしっかり冷やして、ほてりを取りましょう。
冷やすときは、氷や保冷剤を包んだタオルをあてるのが手軽でおすすめ。炎症が起こった状態なので、保冷ジェルのようなものは刺激が強すぎるので控えましょう。ただし長時間当てすぎるのは、凍傷の危険もあるので注意が必要です。
ほてりが取れたら、次はしっかりと「保湿」をしましょう。紫外線を浴びた肌はバリア機能が低下している状態です。水分が蒸発して潤いが不足しているので、しっかりとスキンケアをして補います。
ここでの注意は“スペシャルケア”をしないことです。シートマスクや美白成分の入った美容液の塗布よりも、まずは鎮静させることが先決。アルコールフリーや敏感肌用のものなど、低刺激の基礎化粧品を使用しましょう。
ヒリヒリと痛い……そんなときは、とにかく肌に優しく！
早急にケアをしても、炎症は続き、その後しばらくヒリヒリと痛みが続くこともあります。
この段階の治し方は、引き続き「冷やす」→「保湿」という工程を行うことが基本です。肌を労り、ひたすらバリア機能を高める……それを繰り返しましょう。
さらに患部に刺激を与えないよう髪の毛をまとめる、お風呂は熱いお湯ではなくぬるま湯にするなど、日常生活でも低刺激を意識することが大切です。
それでも痛いと感じる場合、ステロイド軟膏を塗布するのも対処法の1つです。日焼けは何度も言うように肌の炎症。抗炎症作用を持つステロイド軟膏で、症状を抑えましょう。皮膚科でも処方してもらうことは可能ですが、ドラッグストアなどでも手に入ります。
中から労わることも大切なアフターケアです。日焼け後は体全体の水分が不足した状態なので、しっかりと水分補給をしましょう。またタンパク質・亜鉛・ビタミンの摂取も有効とされています。
中でもビタミンA・C・Eは抗酸化作用があり、シミなどの原因となるメラニン色素の生成を抑える効果が確認されています。普段から意識して摂るのはもちろん、日焼け後のケアとしてぜひ取り入れましょう。
そして十分な睡眠も大切。睡眠不足は肌の代謝のサイクルを遅らせ、肌荒れの原因となります。日焼けした後は、特にたっぷり寝ることを心がけましょう。
皮をむくのはNG！シミ色むらの原因に……
日焼け後しばらくすると、皮むけするという方もいると思います。
皮がむけ始めたときの対処法をお伝えする前に、まず皮膚の構造を簡単に理解しておきましょう。
まず皮膚は「皮下組織」「真皮」、そして最表面の「表皮」という3層で成っています。 さらに「表皮」は、深いところから「基底層」「有棘（ゆうきょく）層」「顆粒層」「角層」と4層（掌と足裏は「透明層」が入り5層）に分かれています。基底層で作られた細胞が、分裂を繰り返しながら角層まで押し出され、それらが古くなると垢として剥がれ落ちる――これがいわゆる“ターンオーバー”です。
この仕組みを崩すのが紫外線。中でも“UV-B（紫外線B波）”は健康な肌にとって大敵です。UV-Bは肌の表皮細胞にダメージを与え、サンバーンを引き起こします。ダメージを受けた細胞の“残骸”がはがれる、この現象が日焼け後の皮むけです。
ここまで来ると皮むけの対処はなんとなく見えてきたでしょうか。
めくれかけた皮膚の下では、細胞が作られ始めている状態なので、無理に取ると新しい表皮まで一緒にめくれ、皮膚が傷ついてしまいます。
外的刺激から色素沈着を引き起こすなど、シミや皮膚の色ムラが出来る原因になりかねません。気になってしまうところですが、そこは我慢！無理に剥がすことのないようにしましょう。
ぶつぶつは日光アレルギーの可能性も？自己判断せずに病院受診を
日焼け後にぶつぶつが現れることも。出現の有無や程度は人によってさまざまですが、出現するとかゆみを伴うこともありますよね。
見た目も気になりますし、精神的に不安を感じるかもしれません。この現象は日光アレルギーの一種と考えられます。
アレルギーには外因性と内因性があり、なぜその発疹が出たのかという原因を理解し、適切な対処と治療が必要になります。そのため、まずは皮膚科を受診することをおすすめします。
ただの日焼けだからと侮るなかれ。自己判断をせずに、専門医に相談しましょう。
またぶつぶつが出てかゆいと感じる主な理由としては、皮膚の炎症反応が挙げられます。日焼けによるダメージからの修復の過程で、皮膚の神経を刺激する炎症物質が放出され、かゆいと感じてしまうのです。
これらを前提とした治し方ですが、今までお伝えした対処法と同じく次の3ステップを行いましょう。
清潔にする
冷やす
保湿する
かゆいからと言ってかきむしるのは絶対にNG。皮膚を傷つけることになり、悪化する可能性があるので控えましょう。
発疹は基本的に2～3日でひくと言われていますが、それでもひかない場合は病院を受診しましょう。
アフターケアおすすめアイテム3選
アフターケアにおすすめのアイテムを「洗浄」「保湿＆鎮静」「抗炎症」の3つの観点からそれぞれ紹介します。
①キュレル 泡洗顔料
金額：1,320円（税込）
オススメ理由：乾燥性敏感肌向けのキュレルはまさにアフターケアにうってつけのブランドです。乾燥予防に必須のセラミド成分を守って、肌を洗浄。泡タイプなので、摩擦も防げます。またお手軽な価格帯で、ドラッグストアなどでも販売されており手に入れやすいのもポイントです。
②NATURE REPUBLIC スージング＆モイスチャーアロエベラ92％スージングジェル
金額：500円（税込）
オススメ理由：肌の鎮静と保湿効果の高いリアルアロエが92%配合された保湿ジェルで、全身に使用が可能、心地よいひんやり感を味わえます。冷蔵庫で保存するのもいいですね。日焼け後はもちろん、ムダ毛処理後などにもおすすめ！大容量かつリーズナブルなので、たっぷり使えてしっかりケアできます。
③フルコートf
金額：1,665円（税込）
オススメ理由：抗炎症作用を持つステロイド軟膏です。この商品はこの他に赤ちゃん用の「コートf MD軟膏」と、子ども用の「コートf AT軟膏」と強さのレベルが分かれているので、どんな方でも手を出しやすいというのが1番のおすすめポイントです。
日焼けによる炎症の治し方の大事なポイントをまとめると以下の3つです。
清潔にする
冷やす
保湿する
何度もお伝えしているように、日焼け後の「痛い」「赤い」「皮むけ」「ぶつぶつ」という状態の肌は、特にバリア機能が弱っている証拠。この3ステップを守り、優しくケアすることを心掛けましょう。
ここのケアを怠ると、シミシワの出現、さらに未来のたるみに繋がり、肌老化が加速するということが分かっています。
これらの肌悩みは一度抱えると、挽回するのはなかなか難しいのが現状。早急かつ適切なケアをしましょう。また「たかが日焼け」ではなく、皮膚の炎症と認識し自己判断せず専門医を頼ることも大切です。
ただ紫外線が100％“悪”というわけではありません。紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進し、骨の形成や筋力を高める効果があるビタミンDの生成が促進されます。また日の光を浴びることで、睡眠の質が向上したり、精神の向上や安定を保つセロトニンという物質が脳内に分泌されたりします。
これらの利点を受けるためにも、対策ケアは大切です。「日焼け止めをこまめに塗る」「日傘をさす」「帽子を被る」など基本的なUVケアは、しっかり行うことも心がけてくださいね。
紫外線が年々強くなってきている現代だからこそ、上手に付き合い明るい日差しの下でイキイキと暮らしましょう。
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