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外国知財ニュース解説

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中国を中心に、アセアン、欧米の最新知財情報を解説します。
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#特許

アメリカ 特許・商標出願関係料金2025年改定 最終案公示

アメリカ特許商標庁(USPTO)は、予てから意見募集稿していた特許と商標の出願手数料の2025年度…

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中国 特許審査指南改正の概要(1月18日)

国家知識産権局(CNIPA)専利局は、1月20日から施行される審査ガイドラインである特許審査指南…

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中国 特許権の譲渡とライセンス契約書の雛形

国家知識産権局(CNIPA)は、今年の1月に意見募集を行った、特許(出願)権譲渡契約書と特許ラ…

中国 特許出願補助金の廃止と質への転換

中国の特許庁に当たる国家知識産権局は、1月27日付、各地方政府の知識産権局、直属組織、各団…

中国特許法第4次改正内容(6)

これまでの解説に含まれない規定をまとめてご紹介します。 (1)非特許対象に追加(第25条)…

中国特許法第4次改正内容(5)

医薬品の研究開発には巨額の投資がなされるため、特に知的財産権でも特別の保護が必要であり、…

中国特許法第4次改正内容(4)

中国での特許侵害に対する権利行使は司法ルートと行政ルートの2つがありますが、特許法は第60条(改正後第65条)で地方政府の知的財産権部門(正確には、市場管理監督局(知的財産部門))は侵害の停止命令、応じない場合に裁判所への強制執行手続き、及び損害賠償の調停を行うことができると規定されています。もちろん、和解調停もその業務には含まれます。ここで注目しなければならないことは侵害に対する処分権限は停止命令しかないことです。商標法は侵害の停止命令に加えて、侵害品などの没収・廃棄、及び

中国特許法第4次改正内容(3)

中国での特許権侵害は毎年増加し、悪意を含む故意、意図的な侵害が増加しているものの、権利者…

中国特許法第4次改正内容(2)

現在、中国では特許が十分適切に使用がされておらず、日本でいう「休眠」段階にあるものが70%…