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コロナ禍中に退職を決めた理由。

こんにちは。
アラフォー独女、きぃちむん☆と申します。

前回の記事で、『無職になります!』とお話し致しましたが・・・

この度の退職は
コロナ解雇・失業等ではなく、自己都合退職です。

コロナ禍の失業問題が深刻化されている中、自己都合での退職など
言語道断!何たる愚行!!
憤慨される方もいらっしゃるかもしれません。
“なんでこんな時期にわざわざ無職に??”
疑問視される方もいらっしゃることでしょう。
自分でも理解しています、無謀な賭けだと。
そう簡単に再就職できるほど甘い世の中ではないし、ましてやアラフォーですから。
もう不安材料しかないですよね・・・(汗)

では何故、コロナ渦中のかなりリスキーなこのご時世に
アラフォー独女が自己退職という捨て身の攻撃に踏み切ったのか。

今回は私の退職理由についてシェアさせて頂きたいと思います。

☆忙しすぎてズルむけて嫌気が差した。

そもそもどんな仕事してたんだって話しですが・・・
私は、DIYホームセンターで働いていました。
売場スタッフで、担当は工具・電動工具です。
約7年と数ヶ月勤務しましたが、この度力尽きました。(笑)

DIYホームセンターの具体的な仕事内容については、
今回は省略させて頂きますが(もし興味があればご質問等くださいませ。)
仕事にやりがいを感じているというわけではありませんでした。
接客は好きじゃないし、DIYにも興味なし。プライベートでは一切いたしません。(笑)
食っていくためだけの仕事
いわゆる、“ライスワーク“ってやつです。

なので当然楽しいはずもなく
好きでもない接客と、人手不足で毎日さばきれない量の業務に追われる
不毛な日々を…いや不毛な人生を送っていました。

そんな中、突如到来したのが新型コロナウィルスです。
有り難いことに、コロナ渦中でも売上は前年を上回っています。
忙しいといえば聞こえはいいですが、店内は戦場と化しました。

皆さま、覚えていますか?
“トイレットペーパー買い占め騒動“
がせネタに踊らされた人達によって一気に買い占められ
日本中のお店からトイレットペーパーが消えましたね。
トイレットペーパーだけにはとどまらず、
箱ティッシュ・ウェットティッシュ・キッチンペーパー
生理用ナプキン…
もう、ペーパー類は全滅でした。
売り場はすっからかん状態です。

さらに、消毒用アルコール・キッチン用アルコール
ハンドソープ・体温計・LR41のボタン電池(体温計用)・霧吹き・・・
多くの商品が売り場から消えました。

そしてなんといっても、極めつけはマスク不足
どうにか手に入れようと、連日早朝オープン前から入り口に並び、
鬼のような形相で売り場に突進してくるお客様達・・・。

“隠してんじゃないの?”とか
“従業員で買い占めてるんだろ?”とか

心無い暴言をはかれ、終いにはお客様同士で喧嘩をし始めたり。
人間の浅ましさ、人間の闇を見た気がします。
購入する側も大変だったとは思いますが
販売する側も地獄を見ました。(涙)

その後も外出自粛による巣ごもり需要、大型台風対策関連による需要などでてんやわんや状態が続きました。
そこに慢性的な人手不足も要因に加わり
体力と精神を日々すり減らしていくという負のループに陥ったわけです。
すり減ってすり減って…もうズルむけ状態ですね。(汗)
すり減ってズルむけると人間って
イライラ・カリカリ・ギスギスしちゃうんですよね。
お客様にイライラ・時間の無さにカリカリ・従業員同士でギスギス
魔の三拍子です。
罵声に近い言葉が無線でとび交うこともしばしば。
そうなるとホントもう最悪…
空気の悪~い職場の出来上がりです。

おまけにアホみたいな人事異動が常習化していて
1年も経たないうちに、コロコロと店長が代わるんです。
そんなぽっと出の上司に査定される給与。
どう考えても従業員一人一人をしっかり見てくれているとは思えませんし、結局は腰巾着とか太鼓持ち的な人達が暗躍する会社です。
身を粉にして働いても、それに見合う評価が得られないということです。
それが当たり前なのかもしれませんが、嫌気が差しました

☆末期がんの父親。

現在私には、末期がんを患う父がいます。
発覚したのは去年2019年の8月。
まだコロナウイルスが発見される前ですね。

末期の胃がんで肝臓に転移が有り、切除不可の状態。
余命は3ヶ月~頑張っても1年との事でした。
今はもう2020年10月の終わりですから、既に1年と2ヶ月は経過しています。
当初の診断結果だと、とうに死んでるはずなんですけど、
生き延びたんですよね。(祝)
思いのほか、抗がん剤との相性が良かったみたいです。
副作用もほとんどなく意外と元気で、
自宅からの通院で抗がん剤治療を続けているという現状です。
父の生命力と運に良さに、ホント驚いていますし感謝していますが、
ここで登場しちゃうのが、新型コロナウィルスです。

言わずもがな、がんを患っている父への感染は確実に命取りです。
しかも父のお腹には人口肛門がついています。
(これはまた“がん”とは別の病気です。)
そして追い打ちをかけるようですが、父親は重度の喘息持ちです。
完全にリーチですよね。
次にコロナを引けば上がりです。

接客業をしている人間が、現状態の父に会うことはかなりリスキーです。
一緒に住んでいるわけではないので、会いに行かなければ済むはなしかもしれませんが、車の免許を持たない母に代わり、病院への送迎や買い物など
度々駆り出されます。(地方ですから車は必須です。)
それに抗がん剤が効いてるとはいえ末期がんですから、いつまで元気な状態でいられるか分かりません。
なので自宅で過ごせているうちに出来ることをしたいなぁって思いがあります。
食べられるうちに美味しいご飯を一緒に食べたいし、父の好きな大河ドラマ観たりDVD観たり、コロナだからさすがに旅行なんかは行けないけど、歩けるうちに一緒に散歩したり。
でも会いに行く度に、自分に感染してたらどうしようって思うと結構ストレス溜まるんですよね。
だってせっかく生き延びた命です。コロナごときに奪われたくないじゃないですか。しかも我が娘からの感染とか・・・。一生トラウマになりそう。

父も自分が、“がん”じゃなくて“コロナ”で死ぬのは絶対イヤだと言います。
それに人生の最後に家族の誰にも看取ってもらえないなんて寂し過ぎますし、自分も親の死に目に強制的に会えないなんて耐え難いことだと思います。
そうなると、仕事辞めようかな・・・。
そんな考えが私の脳裏にチラつき始めます。
勿論仕事辞めたからって、絶対に感染しなくなるわけではないのも分かっていますが、
仕事もストレス、父に会いに行くのもストレス。
もう止められません。

☆これでいいのか私?

嫌気が差していた仕事と、父親の末期がん。
この2点をふまえ、私は自問自答しました。

このままでいいのか私?

好きでもない接客で、毎日客に振り回され疲弊する日々・・・
この先ずっと続けますか?
70歳まで働けますか?
コロナ感染にビビりながら、神経をすり減らして父に会いに行くのって楽しいですか?
もし父が自分からのコロナ感染が原因で死んでしまったら、その先の人生
ずっとコロナのせいだってひねくれて生きていきますか?

何でも人や時代の情勢のせいにする人生ってしんどくないですか?

アラフォーの思考停止寸前の脳みそと、
枯れ始めた情熱を無理やり燃やし導き出した結論、それが“退職“です。
散々悩み散らかしましたが、これを機に自分の生き方を変えたいと思ったんです。

☆まとめ。

ここまでツラツラと書いてきましたが(長くてすいません…。)
コロナきっかけで
働き方や生き方、自分の人生感を見つめ直したわけです。

とはいえこの先どうやって食べていくのか、
一体何がしたいのか、新たな課題も出来ましたが…
ここはアラフォーの正念場!
新しいチャレンジをするには今しかない!
自分の好きなことで稼ぎたいとまでは言えませんが
そこに少しでも近づけるように
前向きに、正直に生きて行きたいものです。

それではまた次回。
ごきげんよう~☆

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