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筑波戦隊きゃらんがー

音楽を聴きながら書いたので
流しながらお読み頂ければ幸いです。

先週の土曜日に筑波山に行ったのは
実は本意というよりは
家の近くの神社にお参りしたときに
なんとなくお告げがあったんだ

正確にはあった気がするかな

「そうだ!筑波に行こう。」
JR東海の京都に行こうのフレーズ
そんな感覚に近いかな

ふと車を走らせていると
重い荷物を運んで横断歩道で立ち往生している
おじいさんがいたから
車を降りて荷物をもってあげたら

「きゃらをさんかいね?
 腰が痛いのに申し訳ないね
 私がきゃらをさんの右足を担当しよう」

?????
意味はわからなかったけど
その爺さんはみるみる変形して
ロボットのような右足になっていく
まぁ左足がないからバランスが悪いので
そのままに車のトランクに入れた

酸素大丈夫かな?と思ったけど
変形できるくらいだから大丈夫だろう

今度はおばあさんがまさかのTAKE2で
「左足になるね」と
それもトランクに詰め込んだ

さらには、車椅子の少年が
俺の行く手を阻んだから
車を降りて押してあげると
右手になると主張して

トランクをあけると
左足と右足が絡み合っていて
なんとなくそっとトランクを閉じた

老いてますます盛んかな

右手になった少年は後部座席に乗せた
暫くすすむと松葉杖をついて歩く
少年に出会った

彼は左腕になると
なんとなくだけどバランスが整ってきた
俺はどこを担当するのかな?
まだ装着せずに走らせていると

今度はまたおじいさんが現れ
なんと、頭部を担当するらしい

俺は胴体か・・・・
司令塔ではないとき大丈夫だろうか?
全てを込めば筑波戦隊キャランガーかな?

そう呟いたら
「そうです!」と両足と両腕と頭部担当
皆一斉に答えた

まさに阿吽の呼吸
連携はばっちりじゃないか
なんとなく筑波山に到着してから
装着しようと決めて車を走らせると

車椅子の婆さんが現れた

もう、必要なパーツはないけどな?
そう思っていると

婆さんは言う。
「胴体を担当しますじゃ」

そういうとみるみる
トランスフォームして胴体になっていく
足も手も頭部も車から飛び出して
胴体に装着していった

俺は茫然と見つめていたけど
すると頭部がしゃべりだす

「合体!筑波戦隊きゃらんがー!!」

そして、筑波山を越えて
栃木の方に飛んで行った
すんごいエネルギーだなおい

だがしかし・・・・

「ねー俺は?俺は?
 きゃらんがー名乗るんじゃねー」

俺は関係なかったとき
俺は何を書いて
あなたは何を読まされたのか?

そう問われたのならば答えたい言葉がある

「知らねっ」

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